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KMS ライセンス認証の方法

ボリューム ライセンス認証管理ツール (VAMT) では、キー管理サービス (KMS) を使うボリューム ライセンス認証を実行できます。VAMT では、VAMT にアクセスできる製品に関する汎用ボリューム ライセンス キー (GVLK) (KMS クライアント キー) のライセンス認証を行うこともできます。GVLK は、Windows Vista(R)、Windows 7、Windows(R) 8、Windows Server(R) 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server(R) 2012 の各製品のボリューム ライセンス エディションと Microsoft Office 2010 で使われる既定のプロダクト キーです。GVLK は、これらの製品のボリューム ライセンス エディションに既にインストールされています。

要件

KMS ライセンス認証を構成する前に、使っているネットワークと VAMT インストールが次の要件を満たしていることを調べてください。

  • KMS ホストが設定され、有効になっている。

  • KMS クライアントが KMS ホストにアクセスできる。

  • VAMT が、すべてのクライアント コンピューターにネットワーク経由でアクセスできる、集中管理を行うコンピューターにインストールされている。

  • ライセンス認証の対象となる製品が VAMT に追加されている。プロダクト キーの追加について詳しくは、「KMS クライアント キーをインストールする」をご覧ください。

  • VAMT に、ライセンス認証の対象となるすべてのコンピューターに対する管理アクセス許可があり、Windows Management Instrumentation (WMI) に Windows ファイアウォールを通過してアクセスできる。詳しくは、「クライアント コンピューターの構成」をご覧ください。

KMS ライセンス認証のためにコンピューターを構成するには

  1. VAMT を開きます。

  2. 必要な場合は、KMS ライセンス認証の基本設定を指定します。基本設定を指定する必要がない場合は、手順 6. に進みます。それ以外の場合は、手順 2. に進みます。

  3. 基本設定を指定するには、メニュー バーの [View] をクリックし、[Preferences] をクリックして [Volume Activation Management Tool Preferences] ダイアログ ボックスを開きます。

  4. [Key Management Services host selection] の次のいずれかのオプションを選びます。

    • [Find a KMS host automatically using DNS] (既定): このオプションを選ぶと、VAMT は、対象とするコンピューター上で構成されている、以前の KMS ホストを最初に消去します。次に、ドメイン ネーム サービス (DNS) を照会して KMS ホストを検索し、ライセンス認証を試行するようにコンピューターに指示します。

    • [Find a KMS host using DNS in this domain for supported products]: ドメイン名を入力します。このオプションを選ぶと、VAMT は、対象とするコンピューター上で構成されている、以前の KMS ホストを最初に消去します。次に、指定したドメイン内の DNS を照会して KMS ホストを検索し、ライセンス認証を試行するようにコンピューターに指示します。

    • [Use specific KMS host]: KMS ホスト名と KMS ホスト ポートを入力します。DNS を使って KMS ホストを識別しない環境の場合、VAMT は、指定された KMS ホスト名と KMS ホスト ポートを対象とするコンピューター上で設定します。次に、指定した KMS ホストを使ってライセンス認証を試行するようにコンピューターに指示します。

  5. [Apply] をクリックし、[OK] をクリックして、[Volume Activation Management Tool Preferences] ダイアログ ボックスを閉じます。

  6. 中央のウィンドウの製品の一覧ビューに表示されている個々の製品を選び、ランセンス認証の対象とする製品を選びます。フィルター機能を使ってコンピューターの検索範囲を絞り込むことができます。これには、右側のウィンドウの [Filter] をクリックして [Filter Products] ダイアログ ボックスを開きます。[Filter Products] ダイアログ ボックスで、コンピューター名、製品名、プロダクト キーの種類、ライセンスの状態、または、これらのオプションを組み合わせて使って、一覧をフィルター処理できます。

    • コンピューター名を使って一覧をフィルター処理するには、[Computer Name] ボックスに名前を入力します。

    • 製品名、プロダクト キーの種類、またはライセンスの状態を使って一覧をフィルター処理するには、フィルター処理に使う一覧をクリックし、オプションを選びます。必要な場合は、[clear all filters] をクリックし、新しいフィルターを作成します。

  7. [Filter] をクリックします。VAMT の中央のウィンドウに、フィルター処理された一覧が表示されます。

  8. 右側のウィンドウの [Selected Items] メニューの [Activate] をクリックし、[Volume activate] をクリックします。

  9. 資格情報オプションをクリックします。ライセンス認証を実行する製品で、現在使っている管理者の資格情報と異なる資格情報が必要な場合にのみ [Alternate credentials] を選びます。

  10. 資格情報を指定する場合は、表示されたダイアログ ボックスで適切なユーザー名とパスワードを入力し、[OK] をクリックします。

操作が完了するまで、VAMT には [Volume Activation] ダイアログ ボックスが表示されます。処理が終了すると、中央のウィンドウの製品の一覧ビューに、各製品のライセンス認証の状態が更新された状態で表示されます。

関連項目

他のリソース

ボリューム ライセンス認証管理ツール (VAMT) のテクニカル リファレンス