IStillImageW::CreateDevice メソッド (sti.h)
IStillImage::CreateDevice メソッドは、IStiDevice COM インターフェイスを定義する COM オブジェクトのインスタンスを作成し、インターフェイスへのポインターを返します。
構文
HRESULT CreateDevice(
[in] LPWSTR pwszDeviceName,
DWORD dwMode,
[out] PSTIDEVICE *pDevice,
[in, optional] LPUNKNOWN punkOuter
);
パラメーター
[in] pwszDeviceName
IStillImage::GetSTILaunchInformation または IStillImage::GetDeviceList を呼び出すことによって取得される、内部デバイス名を表す文字列への呼び出し元指定のポインター。
dwMode
デバイスを使用する 転送モード を示す呼び出し元が指定した定数値。 次の値が有効です。
モード | 説明 |
---|---|
STI_DEVICE_CREATE_BOTH | デバイスは、状態の取得とデータの転送の両方のために開かれています。 |
STI_DEVICE_CREATE_DATA | デバイスは、データ転送用にのみ開かれています。 |
STI_DEVICE_CREATE_STATUS | デバイスは、状態情報を取得するためにのみ開かれています。 |
[out] pDevice
IStiDevice COM インターフェイスへのポインターを受け取ります。
[in, optional] punkOuter
オブジェクト集計の "制御する不明" への呼び出し元指定のポインター (省略可能)。 次の 「備考」セクションを 参照してください。
戻り値
操作が成功した場合、メソッドは S_OKを返します。 それ以外の場合は、 stierr.h で定義されている STIERR プレフィックス付きエラー コードのいずれかを返します。
注釈
アプリケーションで IStiDevice インターフェイスを使用するには、まず IStillImage::StiCreateInstance を呼び出して IStillImage インターフェイスへのポインターを取得してから、 IStillImage::CreateDevice を呼び出して IStiDevice インターフェイスへのポインターを取得する必要があります。 pDevice で受け取ったポインターは、指定されたデバイスへのアクセスを取得するために、サンプルの静止画像コードに示すように、IStiDevice メソッドを呼び出すときに、その後使用されます。
IStiDevice を含む集計 COM オブジェクトを作成する場合は、punkOuter で "制御不明" へのポインターを指定する必要があります。 ほとんどの場合、集計オブジェクトを作成しないため、 punkOuter は NULL にする必要があります。 オブジェクト集計と制御不明については、Microsoft Windows SDKドキュメントおよびコンポーネント オブジェクト モデルの仕様に記載されています。
要件
要件 | 値 |
---|---|
対象プラットフォーム | デスクトップ |
Header | sti.h (Sti.h を含む) |