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デバイス構成とレイヤー ドライバー

最も一般的なデバイスの種類では、Windows Driver Kit (WDK) によって完全に機能するシステム ドライバーのサンプル セットが提供されます。 個々のサンプル ドライバーは、類似した種類のデバイス用に新しいドライバーを開発するときにモデルとして使用できます。 ただし、システムのドライバーには、新しいデバイス ドライバーを簡単に開発できるようにするという、追加の設計要件がありました。 そのため、類似したデバイスの新しいドライバーをサポートするために特定のドライバーを再利用できるよう、システムのドライバーの多くではレイヤー アーキテクチャが採用されています。

ほとんどの場合、WDK で提供される再利用可能なドライバーは、PnP をサポートし、システムが提供するデバイス固有の最下位レベル (PnP バス) ドライバーのハードウェアに依存しない操作を処理する WDM ドライバーです。 場合によっては、パラレル ポート ドライバーや SCSI ポート ドライバーのように、これらの再利用可能なドライバーが、より高レベルのデバイスの種類固有のクラス ドライバーをサポートすることもあります。 システムの再利用可能なドライバーによって、既存のドライバー チェーンに追加する新しい中間ドライバーの開発が妨げられることはありません。

新しい (または代替の) ドライバーがデバイスのドライバー チェーンのどこに収まるかは、使用する Windows プラットフォーム内のデバイスのハードウェア構成に依存する部分と、新しいドライバーが既存のシステム ドライバーからどの程度のサポートを得られるかに依存する部分があります。

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