ldap_abandon関数 (winldap.h)
クライアントは ldap_abandon を呼び出して、インプロセスの非同期 LDAP 呼び出しを取り消します。
構文
WINLDAPAPI ULONG LDAPAPI ldap_abandon(
[in] LDAP *ld,
[in] ULONG msgid
);
パラメーター
[in] ld
セッション ハンドル。
[in] msgid
取り消される呼び出しのメッセージ ID。 ldap_searchやldap_modifyなどの非同期関数は、操作の開始時にこのメッセージ ID を返します。
戻り値
関数が成功した場合、つまりキャンセル操作が成功した場合、戻り値は 0 になります。
関数が失敗した場合、戻り値は –1 になります。
解説
ldap_abandon関数は、最初に操作が完了したことを確認します。 存在する場合は、メッセージ ID が削除されます。それ以外の場合、呼び出しはサーバーに移動して操作を取り消します。 ldap_abandonの呼び出しが正常に行われると、メッセージ ID が破棄されます。 そのため、サーバーが操作を完了 した 場合でも、ldap_result を呼び出して、そのメッセージ ID の結果を取得することはできません。
ldap_abandonに対するサーバー応答はありません。したがって、呼び出しがサーバーに到達したという保証はありません。
マルチスレッド: ldap_abandon の呼び出しはスレッド セーフです。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | winldap.h |
Library | Wldap32.lib |
[DLL] | Wldap32.dll |