<value> (JavaScript)
ECMAScript 3 プロパティの get および set 関数のドキュメント情報を指定します。
<value type="ValueType" integer="true|false"
domElement="true|false" mayBeNull="true|false"
elementType="ArrayElementType" elementInteger="true|false"
elementDomElement="true|false" elementMayBeNull="true|false"
locid="descriptionID">description
</value>
パラメーター
type
省略可能。プロパティのデータ型です。型は以下のいずれかです。Number や Object など、ECMAScript 5 仕様に含まれる ECMAScript 言語の型。
HTMLElement、Window、Document などの DOM オブジェクト。
JavaScript のコンストラクター関数。
integer
省略可能。type が Number である場合に、プロパティが整数かどうかを指定します。プロパティが整数であることを示す場合は true に設定します。それ以外の場合は false に設定します。Visual Studio では、この属性は IntelliSense 情報を提供するためには使用されません。domElement
省略可能。この属性は廃止されました。この属性より type 属性が優先されます。この属性は、ドキュメント化されたプロパティが DOM 要素であるかどうかを指定します。プロパティが DOM 要素であることを指定する場合は true に設定します。それ以外の場合は false に設定します。type 属性が設定されておらず domElement が true に設定されている場合、IntelliSense の入力候補機能では、ドキュメント化されたプロパティが HTMLElement として処理されます。mayBeNull
省略可能。ドキュメント化されたプロパティを null に設定できるかどうかを指定します。プロパティを null に設定できることを示す場合は true に設定します。それ以外の場合は false に設定します。既定値は false です。Visual Studio では、この属性は IntelliSense 情報を提供するためには使用されません。elementType
省略可能。type が Array であれば、この属性は、配列内の要素の型を指定します。elementInteger
省略可能。type が Array であり、elementType が Number である場合、この属性は、配列内の要素が整数であるかどうかを指定します。配列内の要素が整数であることを示す場合は true に設定します。それ以外の場合は false に設定します。Visual Studio では、この属性は IntelliSense 情報を提供するためには使用されません。elementDomElement
省略可能。この属性は廃止されました。この属性より elementType 属性が優先されます。type が Array である場合、この属性は、配列内の要素が DOM 要素であるかどうかを指定します。要素が DOM 要素であることを指定する場合は true に設定します。それ以外の場合は false に設定します。elementType 属性が設定されておらず elementDomElement が true に設定されている場合、IntelliSense の入力候補機能では、配列内の各要素が HTMLElement として処理されます。elementMayBeNull
省略可能。type が Array である場合、配列内の要素を null に設定できるかどうかを指定します。配列内の要素を null に設定できることを示す場合は true に設定します。それ以外の場合は false に設定します。既定値は false です。Visual Studio では、この属性は IntelliSense 情報を提供するためには使用されません。locid
省略可能。プロパティに関するローカライズ情報用の識別子。この識別子は、メンバーの ID であるか、または OpenAjax のメタデータで定義されているメッセージ バンドル内の name 属性値に対応します。この識別子の型は、<loc> (JavaScript) 要素で指定された形式によって異なります。description
省略可能。プロパティの説明
解説
ECMAScript 5 プロパティは、<summary> (JavaScript) 要素を使用します。
get または set 関数の直前の <value> 要素を使用します。
使用例
次のコード例に、get 関数で <value> 要素を使用する方法を示します。
function Sys$CancelEventArgs$get_cancel() {
/// <value type="Boolean" locid="P:J#Sys.CancelEventArgs.cancel"></value>
if (arguments.length !== 0) throw Error.parameterCount();
return this._cancel();
}