手順 7: フォームへのダイアログ コンポーネントの追加
この手順で、図ファイルを開き、背景色を選択するためにプログラムを有効にするには、OpenFileDialog コンポーネントと ColorDialog コンポーネントをフォームに追加します。
コンポーネントは、いくつかの点でコントロールに似ています。コンポーネントはツールボックスを使用してフォームに追加し、そのプロパティの設定には [プロパティ] ウィンドウを使用します。ただし、コントロールとは異なり、コンポーネントをフォームに追加しても、ユーザーに表示される項目がフォームに追加されるわけではありません。代わりに、コードで発生させることができる特定の動作が提供されます。ここで追加するのは、[ファイルを開く] ダイアログ ボックスを開くコンポーネントです。
このトピックのビデオ版については、「Tutorial 1: Create a Picture Viewer in Visual Basic - Video 3 (チュートリアル 1: Visual Basic によるピクチャ ビューアーの作成 - ビデオ 3)」または「Tutorial 1: Create a Picture Viewer in C# - Video 3 (チュートリアル 1: C# によるピクチャ ビューアーの作成 - ビデオ 3)」を参照してください。これらのビデオでは、旧バージョンの Visual Studio を使用しているため、一部のメニュー コマンドやその他のユーザー インターフェイス要素が若干異なります。ただし、概念および手順は、現在のバージョンの Visual Studio でも同様です。
フォームにダイアログ コンポーネントを追加するには
Windows フォーム デザイナー (Form1.cs [デザイン] または Form1.vb [デザイン]) を選択し、ツールボックスの [ダイアログ] グループを開きます。
[!メモ]
ツールボックスの [ダイアログ] グループには、多数の便利なダイアログ ボックスを開くコンポーネントが含まれています。これらは、ファイルを開く、ファイルを保存する、フォルダーを参照する、フォントや色を選択するなど、さまざまな用途で使用できます。このプロジェクトでは、OpenFileDialog と ColorDialog という 2 つのダイアログ コンポーネントを使用します。
openFileDialog1 というコンポーネントをフォームに追加するために、[OpenFileDialog] をダブルクリックします。次に、colorDialog1 というコンポーネントを追加するために、ツールボックスの [ColorDialog] をダブルクリックします (このコンポーネントはチュートリアルの次の手順で使用します)。 Windows フォーム デザイナーの下部の領域 (ピクチャ ビューアー フォームの下) に、次の図に示すように、追加した 2 つのダイアログ コンポーネントのそれぞれに対応するアイコンが表示されます。
ダイアログ コンポーネント
Windows フォーム デザイナーの下部にある領域で [openFileDialog1] アイコンをクリックします。2 つのプロパティを次のように設定します。
Filter プロパティを次のように設定します (コピーして貼り付けることができます)。
JPEG Files (*.jpg)|*.jpg|PNG Files (*.png)|*.png|BMP Files (*.bmp)|*.bmp|All files (*.*)|*.*
Title プロパティ: Select a picture file
Filter プロパティの設定は、[Select a picture] ファイル ダイアログ ボックスに表示されるファイルの種類を指定します。
[!メモ]
他のアプリケーションで [ファイルを開く] ダイアログ ボックスの例を確認するには、メモ帳またはペイントを開き、メニュー バーで、[ファイル]、[開く] の順にクリックします。下部にある [ファイルの種類] ボックスに注目してください。ここではそのボックスの内容を、OpenFileDialog コンポーネントの Filter プロパティを使用して設定しました。また、Title プロパティと Filter プロパティが [プロパティ] ウィンドウで太字になっていることに注目してください。IDE では、既定値とは異なる値に変更されたプロパティがわかるように、それらが太字で示されます。
続行または確認するには
チュートリアルの次の手順に進むには、「手順 8: [Show a Picture] ボタンのイベント ハンドラーのコードの記述」を参照してください。
チュートリアルの前の手順に戻るには、「手順 6: ボタン コントロールの名前の設定」を参照してください。