PF
VSPerfCmd.exe の PF オプションは、ページ フォールトでサンプリングされるプロファイル イベントを設定し、オプションで、サンプリング間隔のページ フォールト数を既定の 10 から変更します。
[!メモ]
PF を 64 ビット システムで使用することはできません。
メモ PF は 64 ビット コンピューターではサポートされていません。PF は、Launch オプションまたは Attach オプションを含むコマンド ラインでのみ使用できます。
既定では、サンプリング イベントはプロセッサのクロック サイクル数 (停止なし) に設定され、サンプリング間隔は 10,000,000 に設定されます。Timer、PF、Sys、Counter の各オプションを使用すると、サンプリング イベントおよびサンプリング間隔を設定できます。GC オプションは、各割り当ての .NET メモリ データおよびガベージ コレクション イベントを収集します。コマンド ラインでは、これらのオプションのうち 1 つのみを指定できます。
サンプリング イベントおよびサンプリング間隔は、Launch オプションまたは Attach オプションを含む最初のコマンド ラインでのみ設定できます。
VSPerfCmd.exe {/Launch:AppName|/Attach:PID} /PF[:Events] [Options]
パラメーター
- Events
サンプリング間隔におけるページ フォールト数を指定する整数値。Events を指定しない場合、間隔は 10 に設定されます。
必須のオプション
PF は次のオプションのうちのいずれか 1 つを含むコマンド ラインでのみ指定できます。
Launch: AppName
プロファイラーと、AppName で指定したアプリケーションを起動します。Attach: PID
プロファイラーを AppName で指定されたプロセスにアタッチします。
無効なオプション
以下のオプションは、コマンド ラインで PF と同時には指定できません。
Timer[**:**Cycles]
サンプリング イベントをプロセッサのクロック サイクルに設定し、オプションでサンプリング間隔を Cycles に設定します。既定の Timer 間隔は 10,000,000 です。Sys[**:**Events]
サンプリング イベントを、プロファイリングされたアプリケーションからオペレーティング システムのカーネル (syscalls) への呼び出しに設定し、オプションでサンプリング間隔を Events に設定します。既定の Sys 間隔は 10 です。Counter: Name[,Reload[,FriendlyName]]
サンプリング イベントを Name で指定した CPU パフォーマンス カウンターに設定し、サンプリング間隔を Reload に設定します。GC[:{Allocation|Lifetime}]
.NET メモリ データを収集します。既定 (Allocation) では、データはメモリの割り当てイベントごとに収集されます。Lifetime パラメーターが指定された場合、ガベージ コレクション イベントごとのデータも収集されます。
使用例
この例では、プロファイリング サンプル イベントをページ フォールトに設定し、サンプリング間隔を 20 のページ フォールトに設定する方法を示します。
VSPerfCmd.exe /Start:Sample /Output:TestApp.exe.vsp
VSPerfCmd.exe /Launch:TestApp.exe /PF:20
参照
関連項目
概念
スタンドアロン アプリケーションのコマンド ラインによるプロファイリング