WINVER および _WIN32_WINNT の変更
Visual C++ では、Windows 95、Windows 98、Windows ME、Windows NT、および Windows 2000 がサポート対象外になりました。WINVER マクロまたは _WIN32_WINNT マクロをこれらのいずれかのバージョンの Windows に割り当てている場合は、そのマクロを修正する必要があります。Visual C++ の以前のバージョンを使用して作成したプロジェクトをアップグレードすると、WINVER マクロまたは _WIN32_WINNT マクロがサポート対象外になった Windows のバージョンに割り当てられている場合には、そのマクロに関連するコンパイル エラーが発生することがあります。
解説
マクロを修正するには、ヘッダー ファイルに次の行を追加します。
#define WINVER 0x0602
#define _WIN32_WINNT 0x0602
これは、Windows 8 オペレーティング システムを対象としています。その他の有効な値は、Windows XP の場合は 0x0501、Windows Server 2003 の場合は 0x0502、Windows Vista の場合は 0x0600、Windows 7 の場合は 0x0601、Windows 8 の場合は 0x602、Windows 8.1 の場合は 0x603 です。
[!メモ]
アプリケーションに内部 MFC ヘッダーを含めた場合には、値が動作する保証はありません。
/D コンパイラ オプションを使用して、このマクロを定義することもできます。詳細については、「/D (プリプロセッサの定義)」を参照してください。
これらのマクロの意味の詳細については、「Windows ヘッダーの使用」を参照してください。