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NamedRange.Sort メソッド

NamedRange コントロール内のデータを並べ替えます。

名前空間:  Microsoft.Office.Tools.Excel
アセンブリ:  Microsoft.Office.Tools.Excel (Microsoft.Office.Tools.Excel.dll 内)

構文

'宣言
Function Sort ( _
    Key1 As Object, _
    Order1 As XlSortOrder, _
    Key2 As Object, _
    Type As Object, _
    Order2 As XlSortOrder, _
    Key3 As Object, _
    Order3 As XlSortOrder, _
    Header As XlYesNoGuess, _
    OrderCustom As Object, _
    MatchCase As Object, _
    Orientation As XlSortOrientation, _
    SortMethod As XlSortMethod, _
    DataOption1 As XlSortDataOption, _
    DataOption2 As XlSortDataOption, _
    DataOption3 As XlSortDataOption _
) As Object
Object Sort(
    Object Key1,
    XlSortOrder Order1,
    Object Key2,
    Object Type,
    XlSortOrder Order2,
    Object Key3,
    XlSortOrder Order3,
    XlYesNoGuess Header,
    Object OrderCustom,
    Object MatchCase,
    XlSortOrientation Orientation,
    XlSortMethod SortMethod,
    XlSortDataOption DataOption1,
    XlSortDataOption DataOption2,
    XlSortDataOption DataOption3
)

パラメーター

  • Key2
    型 : System.Object
    2 番目の並べ替えフィールドです。テキスト (範囲名) または Microsoft.Office.Interop.Excel.Range オブジェクトを指定します。この引数を省略した場合、2 番目の並べ替えフィールドはありません。
  • Type
    型 : System.Object
    どの要素を並べ替えるかを指定します。この引数は、ピボットテーブル レポートの並べ替えを行う場合のみ使用します。
    次のいずれかの XlSortType 値です。
    xlSortLabels .ピボットテーブル レポートをラベルによって並べ替えます。
    xlSortValues .ピボットテーブル レポートを値によって並べ替えます。
  • Key3
    型 : System.Object
    3 番目の並べ替えフィールドです。テキスト (範囲名) または Microsoft.Office.Interop.Excel.Range オブジェクトを指定します。この引数を省略した場合、3 番目の並べ替えフィールドはありません。ピボットテーブル レポートの並べ替えを行う場合は使用できません。
  • Order3
    型 : Microsoft.Office.Interop.Excel.XlSortOrder
    Key3 に指定されたフィールドまたは範囲の並べ替え順序を指定します。ピボットテーブル レポートの並べ替えを行う場合は使用できません。
    次のいずれかの XlSortOrder 値です。
    xlDescending . Key3 を降順に並べ替えます。
    xlAscending . Key3 を昇順に並べ替えます。
  • Header
    型 : Microsoft.Office.Interop.Excel.XlYesNoGuess
    先頭行にヘッダーがあるかどうかを指定します。ピボットテーブル レポートの並べ替えを行う場合は使用できません。
    次のいずれかの XlYesNoGuess 値です。
    xlGuess .ヘッダーがあるかどうか、ある場合はその場所を、Microsoft Office Excel が推測するようにします。
    xlNo .これを指定すると、範囲全体の並べ替えが行われます。
    xlYes .これを指定すると、並べ替えは範囲全体ではなくなります。
  • OrderCustom
    型 : System.Object
    この引数には、ユーザー設定並べ替え順序リストへの 1 を基準にした整数オフセットを指定します。 OrderCustom を省略した場合、通常の並べ替えが使用されます。
  • MatchCase
    型 : System.Object
    大文字と小文字を区別する並べ替えを行う場合は、true を指定します。大文字と小文字を区別しない並べ替えを行う場合は、false を指定します。ピボットテーブル レポートの並べ替えを行う場合は使用できません。
  • SortMethod
    型 : Microsoft.Office.Interop.Excel.XlSortMethod
    並べ替えの種類を指定します。選択またはインストールした言語サポート (U.S. 英語など) によっては、これらの定数の一部を使用できない場合があります。
    次のいずれかの XlSortMethod 値です。
    xlStroke .各文字の画数によって並べ替えます。
    xlPinYin .文字を中国語の発音順序で並べ替えます。
  • DataOption1
    型 : Microsoft.Office.Interop.Excel.XlSortDataOption
    key1 のテキストを並べ替える方法を指定します。ピボットテーブル レポートの並べ替えを行う場合は使用できません。
    次のいずれかの XlSortDataOption 値です。
    xlSortTextAsNumbers .並べ替えを実行するときに文字列を数値データとして扱います。
    xlSortNormal .数値データとテキスト データを区別して並べ替えます。
  • DataOption2
    型 : Microsoft.Office.Interop.Excel.XlSortDataOption
    key2 のテキストを並べ替える方法を指定します。ピボットテーブル レポートの並べ替えを行う場合は使用できません。
    次のいずれかの XlSortDataOption 値です。
    xlSortTextAsNumbers .並べ替えを実行するときに文字列を数値データとして扱います。
    xlSortNormal .数値データとテキスト データを区別して並べ替えます。
  • DataOption3
    型 : Microsoft.Office.Interop.Excel.XlSortDataOption
    key3 のテキストを並べ替える方法を指定します。ピボットテーブル レポートの並べ替えを行う場合は使用できません。
    次のいずれかの XlSortDataOption 値です。
    xlSortTextAsNumbers .並べ替えを実行するときに文字列を数値データとして扱います。
    xlSortNormal .数値データとテキスト データを区別して並べ替えます。

戻り値

型 : System.Object

解説

Header、Order1、Order2、Order3、OrderCustom、および Orientation の各設定値は、このメソッドを使用するたびに、対象のワークシートごとに保存されます。次回メソッドを呼び出すときに、これらの引数に値を指定しなかった場合は、保存されている値が使用されます。保存されている値を使用しないようにするには、このメソッドを使用するたびに、これらの引数を明示的に設定する必要があります。

数値データに変換できない文字列は、通常どおりに並べ替えられます。

このメソッドのどの引数も指定しなかった場合は、Microsoft Office Excel によって、選択範囲が昇順に並べ替えられます。

省略可能なパラメーター

省略可能なパラメーターについては、「Office ソリューションの省略可能なパラメーター」を参照してください。

次のコード例は、セル A1 ~ A5 に一式の整数を設定し、Sort メソッドを使用してデータを昇順に並べ替えます。

この例は、ドキュメント レベルのカスタマイズ用に作成されています。

    Private Sub SortNamedRange()
        ' Set some data in a range of cells.
        Me.Range("A1").Value2 = 30
        Me.Range("A2").Value2 = 10
        Me.Range("A3").Value2 = 20
        Me.Range("A4").Value2 = 50
        Me.Range("A5").Value2 = 40

        ' Create a NamedRange that refers to the range.
        Dim namedRange1 As Microsoft.Office.Tools.Excel.NamedRange _
            = Me.Controls.AddNamedRange(Me.Range("A1", "A5"), _
            "namedRange1")

        ' Sort the NamedRange.
        namedRange1.Sort(Me.Range("A1", "A5"), _
            Excel.XlSortOrder.xlAscending, , , _
            Excel.XlSortOrder.xlAscending, , _
            Excel.XlSortOrder.xlAscending, Excel.XlYesNoGuess.xlNo, , , _
            Excel.XlSortOrientation.xlSortColumns, _
            Excel.XlSortMethod.xlStroke, _
            Excel.XlSortDataOption.xlSortNormal, _
            Excel.XlSortDataOption.xlSortNormal, _
            Excel.XlSortDataOption.xlSortNormal)
    End Sub

private void SortNamedRange()
{
    // Set some data in a range of cells.
    this.Range["A1"].Value2 = 30;
    this.Range["A2"].Value2 = 10;
    this.Range["A3"].Value2 = 20;
    this.Range["A4"].Value2 = 50;
    this.Range["A5"].Value2 = 40;

    // Create a NamedRange that refers to the range.
    Microsoft.Office.Tools.Excel.NamedRange namedRange1 =
        this.Controls.AddNamedRange(this.Range["A1", "A5"],
        "namedRange1");

    // Sort the NamedRange.
    namedRange1.Sort(this.Range["A1", "A5"],
        Excel.XlSortOrder.xlAscending,
        missing,
        missing,
        Excel.XlSortOrder.xlAscending,
        missing,
        Excel.XlSortOrder.xlAscending,
        Excel.XlYesNoGuess.xlNo,
        missing,
        missing,
        Excel.XlSortOrientation.xlSortColumns,
        Excel.XlSortMethod.xlStroke,
        Excel.XlSortDataOption.xlSortNormal,
        Excel.XlSortDataOption.xlSortNormal,
        Excel.XlSortDataOption.xlSortNormal);
}

.NET Framework セキュリティ

  • 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバーは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。

参照

関連項目

NamedRange インターフェイス

Microsoft.Office.Tools.Excel 名前空間