文字セットにおける移植性の利点
現時点ではアプリケーションを国際化対応させる予定がない場合でも、MFC と C ランタイムの移植性を高める機能を使用することで、次のような利点が得られます。
移植性を考慮してコーディングすると、コードの基盤が柔軟性に富みます。また、プログラム コードを後から簡単に Unicode や MBCS に対応させることができます。
Unicode を使うと、Windows 2000 対応のアプリケーションの効率がよくなります。Windows 2000 では Unicode を使用しているため、オペレーティング システムとの間で Unicode 以外の文字列を受け渡しするには、文字列の変換が必要となり、オーバーヘッドが発生します。
MBCS を使うと、Windows 95 や Windows 98 など、Windows 2000 以外の Win32 プラットフォームでも国際市場をターゲットにすることができるようになります。