CException クラス
MFC (Microsoft Foundation Class) ライブラリ内のすべての例外に関する基本クラスです。
class AFX_NOVTABLE CException : public CObject
メンバー
パブリック コンストラクター
名前 |
説明 |
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CException オブジェクトを構築します。 |
パブリック メソッド
名前 |
説明 |
---|---|
CException オブジェクトを削除します。 |
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ユーザーに対するエラー メッセージをメッセージ ボックスに表示します。 |
解説
CException は抽象基本クラスです。したがって、CException オブジェクトを作成することはできないので、派生クラスのオブジェクトを作成します。独自の CException スタイル クラスを作成するには、以下の一覧の派生クラスの 1 つをモデルとして使ってください。派生クラスでは必ず IMPLEMENT_DYNAMIC を使います。
このクラスの派生クラスには次のものがあります。
リソース クリティカルな MFC 例外の基本クラス |
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無効な引数の例外状態 |
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メモリ不足の例外 |
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サポートされていない操作に関する例外 |
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アーカイブ関連例外 |
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ファイル関連例外 |
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Windows のリソースが見つからない、または作成できない |
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OLE の例外 |
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データベースの例外 (ODBC (Open Database Connectivity) を基礎とした MFC データベース クラスでの例外状態) |
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OLE ディスパッチ (オートメーション) の例外 |
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リソースが見つからなかったことを示す例外 |
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DAO (Data Access Object) の例外 (DAO クラスでの例外状態) |
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インターネットの例外 (Internet クラスでの例外状態) |
これらの例外は THROW、THROW_LAST、TRY、CATCH、AND_CATCH、および END_CATCH マクロで使います。例外の詳細については、「例外処理」または「例外処理 (MFC)」を参照してください。
特定の例外をキャッチするには、適切な派生クラスを使います。すべての種類の例外をキャッチするには、CException クラスを使い、CObject::IsKindOf を使って CException 派生クラスを区別します。動的な型チェックを利用するため、CObject::IsKindOf は IMPLEMENT_DYNAMIC マクロを使って宣言されているクラスにのみ作用します。作成するすべての CException 派生クラスでも IMPLEMENT_DYNAMIC マクロが使われます。
例外の詳細な情報をユーザーにリポートするには、GetErrorMessage または ReportError を呼び出します。この 2 つのメンバー関数は、どの CException 派生クラスでも動作します。
例外がマクロの 1 つでキャッチされたときは、CException オブジェクトは自動的に削除されます。このオブジェクトは、手動で削除しないでください。catch キーワードを使って例外をキャッチしたときは、自動的には削除されません。例外オブジェクトの削除が必要な場合については、「例外処理 (MFC)」を参照してください。
継承階層
CException
必要条件
ヘッダー: afx.h