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メソッド追加ウィザード

このウィザードを使用して、インターフェイスにメソッドを追加します。メソッドを追加するプロジェクトの種類またはインターフェイスの種類に応じて、ウィザードにはさまざまなオプションが表示されます。

名前

  • [戻り値の型]
    メソッドから戻るデータ型です。HRESULT は、エラーを返すための標準的な方法を提供するため、すべてのインターフェイスの種類でこの値が推奨値です。

    インターフェイスの種類

    Description

    デュアル インターフェイス

    HRESULT.変更できません。

    カスタム インターフェイス

    HRESULT.変更できません。

    ローカル カスタム インターフェイス

    戻り値の型を指定するか、一覧から選択します。

    ディスパッチ インターフェイス

    戻り値の型を指定するか、一覧から選択します。

    MFC ActiveX コントロール ディスパッチ インターフェイス

    ストック メソッドを実装する場合、戻り値の型は適切な値に設定され、変更できません。[メソッド名] ボックスの一覧からメソッドを選択した場合は、[メソッドの型] の [カスタム] をクリックして戻り値の型を一覧から選択します。

  • [メソッド名]
    メソッドの名前を設定します。

    インターフェイスの種類

    Description

    ATL デュアル インターフェイス、カスタム インターフェイス、およびローカル カスタム インターフェイス

    メソッド名を指定します。

    MFC ディスパッチ インターフェイス

    メソッド名を指定するか、表示されたメソッド名の一覧から選択します。一覧から名前を選択した場合は、[戻り値の型] ボックスに適切な値が表示されます。この値は変更できません。

    MFC ActiveX コントロール ディスパッチ インターフェイス

    メソッド名を指定するか、DoClickRefresh のいずれかのストック メソッドを選択します。詳細については、「MFC ActiveX コントロール : ストック メソッドの追加」を参照してください。

  • [メソッドの型]
    MFC ActiveX コントロールでだけ有効です。一覧からメソッドを選択せずに、[メソッド名] ボックスでメソッド名を指定した場合、このボックスは無効です。

    [メソッド名] ボックスからメソッドを選択した場合は、ストック実装またはカスタム実装のいずれかを選択します。

    メソッドの型

    Description

    ストック

    既定値です。[メソッド名] ボックスで選択したメソッドのストック実装が挿入されます。[ストック] を選択した場合、[戻り値の型] は変更できません。

    Custom

    [メソッド名] ボックスで選択したメソッドのスタブ実装が挿入されます。戻り値の型を設定することも、[戻り値の型] ボックスから選択することもできます。

  • [内部名]
    MFC ディスパッチ インターフェイスに追加されたカスタム メソッドでのみ有効です。ディスパッチ マップ、ヘッダー ファイル (.h)、実装ファイル (.cpp) で使用される名前を設定します。既定では、[メソッド名] と同じ名前になります。MFC ディスパッチ インターフェイスで作業している場合や MFC ActiveX コントロール ディスパッチ インターフェイスにカスタム メソッドを追加している場合は、メソッド名を変更できます。

    インターフェイスの種類

    Description

    ATL デュアル インターフェイス、カスタム インターフェイス、およびローカル カスタム インターフェイス

    使用できません。

    MFC ディスパッチ インターフェイス

    既定ではメソッド名になります。この内部名は編集できます。

    MFC ActiveX コントロール ディスパッチ インターフェイス

    内部名はカスタム メソッドでのみ設定できます。ストック メソッドでは内部名は使用しません。

  • [パラメーターの属性]
    [パラメーター名] で指定されたパラメーターの追加の属性を設定します。

    パラメーターの属性

    Description

    使用できる組み合わせ

    In

    呼び出し元のプロシージャから呼び出し先のプロシージャにパラメーターが渡されることを示します。

    in のみ

    in および out

    out

    呼び出し先のプロシージャから呼び出し元のプロシージャに (サーバーからクライアントに) ポインター パラメーターが返されることを示します。

    out のみ

    in および out

    out および retval

    retval

    メンバーの戻り値をパラメーターが受け取ることを示します。

    retval および out

  • [パラメーターの型]
    パラメーターのデータ型を設定します。一覧から型を選択します。

  • [パラメーター名]
    メソッドを通じて渡すパラメーターの名前を設定します。パラメーター名を入力したら、[追加] をクリックして、メソッドを通じて渡されるパラメーターの一覧に追加する必要があります。パラメーター名を指定しない場合、パラメーターのすべての属性 (ATL のみ) と [パラメーターの型] の選択項目がウィザードで無視されます。

    [追加] をクリックすると、入力したパラメーター名が [パラメーターの一覧] に表示されます。

    メモ   パラメーター名を指定し、[追加] をクリックする前に [完了] をクリックした場合、パラメーターはメソッドに追加されません。メソッドを見つけて、パラメーターを手動で挿入する必要があります。

  • [追加]
    [パラメーター名] で指定したパラメーターおよびその型と属性を [パラメーターの一覧] に追加します。パラメーターを一覧に追加するには [追加] をクリックする必要があります。

  • [削除]
    [パラメーターの一覧] で選択したパラメーターを一覧から削除します。

  • [パラメーターの一覧]
    メソッドに現在追加されているすべてのパラメーター、およびその修飾子と型を表示します。パラメーターを追加すると、ウィザードは [パラメーターの一覧] を更新して、各パラメーターおよびその修飾子と型を再表示します。

参照

処理手順

メソッドの追加

関連項目

[IDL 属性] (メソッド追加ウィザード)