次の方法で共有


シンボル値の制限

シンボル値には、#define プリプロセス ディレクティブの通常の規則に従って表される任意の整数を使用できます。シンボル値の例を次に示します。

18
4001
0x0012
-3456

リソース (アクセラレータ、ビットマップ、カーソル、ダイアログ ボックス、アイコン、メニュー、ストリング テーブル、およびバージョン情報) のシンボル値は、0 ~ 32,767 の範囲の 10 進数にする必要があります。16 進数は使用できません。ダイアログ ボックス コントロールやストリング テーブルの各文字列など、リソースの各部分のシンボル値には、0 ~ 65,534 または -32,768 ~ 32,767 の値を使用できます。

リソース シンボルは 16 ビットの値です。符号付きでも符号なしでも入力できますが、内部的には符号なし整数として使用されます。負の数値は、対応する正の値にキャストされます。

シンボル値の制限事項は、次のとおりです。

  • Visual Studio の開発環境と MFC では、一部の範囲の数値が特別な用途に使用されます。最上位ビットが設定されているすべての数値 (符号に応じて -32,768 ~ -1、または 32,768 ~ 65,534) は、MFC で予約されています。

  • ほかのシンボル文字列を使用してシンボル値を定義することはできません。たとえば、次のシンボル定義はサポートされません。

    #define IDC_MYEDIT  IDC_OTHEREDIT  //not supported
    
  • 引数をとるプリプロセッサ マクロを使用して値を定義することはできません。次に例を示します。

    #define   IDD_ABOUT  ID(7) //not supported
    

    この式は、コンパイル時の ID 値の評価結果にかかわらず無効です。

  • アプリケーションに、式で定義されたシンボルを含む既存のファイルが含まれる場合があります。シンボルを読み取り専用シンボルとしてインクルードする方法については、「共有シンボル (読み取り専用) または計算型シンボルのインクルード」を参照してください。

数値の範囲の詳細については、「テクニカル ノート 23: MFC の標準リソース」を参照してください。

マネージ プロジェクトにリソースを追加する方法については、『.NET Framework 開発者ガイド』の「アプリケーションのリソース」を参照してください。マネージ プロジェクトにリソース ファイルを手動で追加する方法、リソースへのアクセス方法、静的なリソースの表示方法、およびリソース文字列をプロパティに割り当てる方法については、「チュートリアル : Windows フォームのローカリゼーション」および「Walkthrough: Using Resources for Localization with ASP.NET」を参照してください。

要件

Win32

参照

処理手順

シンボルの数値の変更

関連項目

シンボル名の制限

定義済みのシンボル ID