テスト結果を発行するためのコマンド ライン オプション
次のオプションは、MSTest.exe コマンド ライン ユーティリティを使用している場合に、テスト結果を発行するために使用されます。
[!メモ]
チーム プロジェクト コレクションのデータベースは、Team Foundation Server コンピューターに存在します。これは、チーム エクスプローラーがインストールされていて、Visual Studio ユーザー セッションが Team Foundation Server コンピューターに接続している場合のみ、テスト データを発行できることを意味します。Team Foundation Server への接続方法の詳細については、「Team Foundation Server 上のチーム プロジェクトへの接続」を参照してください。
テスト結果を発行するために必要なオプション
コマンド ラインからテスト結果を発行する場合は、以前のテスト実行の結果を発行するか、テストを実行し、その実行によって生成される新しい結果を発行できます。
テスト結果の発行に必要なオプションは、/publish、/publishbuild, /platform、/flavor、および/teamproject です。/publishresultsfile オプションは、以前のテスト実行の結果を発行する場合のみ使用します。
[!メモ]
テスト結果の発行以外にも使用される MSTest.exe コマンド ライン オプションについては、「MSTest.exe コマンド ライン オプション」を参照してください。
/publish
**/publish:[**サーバー名]
プロジェクトの Team Foundation Server に関連付けられているチーム プロジェクト コレクションのデータベースにテスト データを発行するには、/publish オプションを使用します。
/publish オプションを使用する場合、Team Foundation Server の名前を正確に指定する必要があります。次に説明されているように、正しい形式は、Team Foundation Server がクライアント コンピューターに登録されているかどうかによって異なります。
Team Foundation Server がクライアント コンピューターに登録されていない場合、Team Foundation Server を識別する URI を使用します。たとえば、/publish:http://OurTFSMachine:8080 のようにします。
Team Foundation Server コンピューターが登録されている場合は、/publish:OurTFSMachine などの省略形を使用できます。
/publishbuild
/publishbuild:[ビルド ID]
テスト データを発行するには、完了したビルドの名前を指定する必要があります。ビルドの名前を見つけるには、次の手順を実行します。
Visual Studio を開き、Team Foundation Server に接続します。詳細については、「Team Foundation Server 上のチーム プロジェクトへの接続」を参照してください。
チーム エクスプローラーを開きます。
チーム プロジェクトを開き、チーム プロジェクト ノードを展開します。
ビルドの下で、[すべてのビルドの種類] または特定のビルド タイプをダブルクリックして、そのビルドを表示します。
使用できるビルドの名前が [名前] 列に表示されます。
[!メモ]
/platform および /flavor に関する情報を見つけるには、ビルドの名前をダブルクリックします。
/flavor
/flavor:[フレーバー]
このオプションは、文字列として入力され、テスト結果を発行するために必須です。/flavor および /platform の値は、/publishbuild オプションによって識別される完了したビルドの有効な値の組み合わせと一致している必要があります。発行のためのオプションを使用して MSTest ユーティリティを実行すると、最初に実行中のテストが終了され、次に、テスト実行のフレーバーおよびプラットフォーム プロパティが設定されてから、テストの実行結果が発行されます。
/flavor の使用例: /flavor:debug、/flavor:retail
/platform
/platform:[プラットフォーム]
このオプションは、文字列として入力され、テスト結果を発行するために必須です。/flavor および /platform の値は、/publishbuild オプションによって識別される完了したビルドの有効な値の組み合わせと一致している必要があります。発行のためのオプションを使用して MSTest ユーティリティを実行すると、最初に実行中のテストが終了され、次に、テスト実行のフレーバーおよびプラットフォーム プロパティが設定されてから、テストの実行結果が発行されます。
/platform の使用例: /platform:AnyCPU、/platform:x86
/publishresultsfile
/publishresultsfile:[ファイル名]
発行する結果ファイルの名前。このファイルは、.trx の拡張子を持ちます。現在の実行の結果を既定の名前を使用して発行する場合は、このオプションを省略します。
/teamproject
/teamproject:[チーム プロジェクト名]
ビルドが属するチーム プロジェクトの名前を指定します。
参照
処理手順
方法: MSTest を使用してコマンド ラインから自動テストを実行する