マージ モジュールを使用した再配布
Visual Studio は、アプリケーションと共に再頒布される Visual C++ コンポーネントごとに、いくつかのマージ モジュールをインストールします。これらのモジュールは、Program Files\Common Files\Merge Modules フォルダーにあります。これらの各マージ モジュールを使用して、Visual C++ DLL をターゲット システムに配置できます。ただし、再頒布できるのは非デバッグ バージョンの Visual C++ DLL だけです。再頒布に使用できるマージ モジュールの一覧については、Redist.txt を参照してください。
Visual C++ の再頒布可能マージ モジュールを使用すると、Visual C++ DLL を system/32 にインストールできます。Visual Studio 自体も、この方法を使用してこれらの DLL をインストールします。管理者権限を持たないユーザーがインストールを実行すると、Visual C++ DLL をインストールできず、これらの DLL に依存するアプリケーションを実行できません。
これに代わる再頒布の方法として、特定のユーザー アプリケーションのディレクトリにプライベート DLL をインストールする方法もあります。Visual C++ ファイルをプライベート アセンブリとして配置する方法の詳細については、「Visual C++ ファイルの再配布」を参照してください。