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式の定義済み変数

式では、列名、リテラル、演算子、および関数を使用する以外に、あらかじめ定義された意味または値を持つ定義済み変数も使用できます。たとえば、定義済み変数を使用して現在のユーザーのユーザー名を表示したり、値を含まない (値が NULL の) データ列を検索したりできます。

使用できる定義済み変数は、クエリを実行するデータベースによって異なります。どのような定義済み変数が使用できるかの詳細については、データベースのドキュメントを参照してください。

[!メモ]

定義済み変数を関数として使用できる場合もあります。たとえば、あるデータベースでは定義済み変数 CURRENT_USER を使用して得られる情報が別のデータベースでは関数 USER_NAME( ) で得られるというような場合があります。詳細については、データベースのドキュメントを参照してください。

次のリストには、Microsoft SQL Server など、一部のデータベースで使用できる定義済み変数の例を示しています。

定義済み変数

Description

CURRENT_USER

現在のユーザーのユーザー名

UPDATE accounts 
SET salesperson = CURRENT_USER
WHERE region = 'NW'

北西地域のすべてのアカウントの salesperson 列を現在のユーザーの名前に変更します。

NULL

IS NULL および IS NOT NULL 検索式で使用される NULL 値 *

SELECT emp_id, lname, fname, minit
FROM employee
WHERE minit IS NULL

ミドル ネームのイニシャルを持たない著者を検索します。

* キーワード IS は、NULL と共に使用される特別な演算子です。

参照

関連項目

式の構造

概念

クエリでの式の使用

その他の技術情報

パラメーターを使用したクエリの作成