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独自のヘルパー関数の作成

独自のルーチンを作成すると、DLL またはインポートの名前に基づいて特定の処理を実行できます。ルーチンの作成方法には、2 とおりあります。1 つは、提供されているコードに基づいて、独自のルーチンを記述する方法です。もう 1 つは、前に説明した通知フックを使用して、提供されているルーチンをフックする方法です。

  • 独自のルーチンを記述する方法
    提供されているコードを原型にして、新しいコードを簡単に作成できます。この場合も、呼び出し規約に準拠します。リンカーが生成したサンクに制御を返す場合は、適切な関数ポインターを返す必要があります。独自に作成したコードでは、自由に呼び出しを行い、呼び出しから抜けることができます。

  • 処理開始通知フックを使用する方法
    通知 dliStartProcessing で、既定のヘルパーと同じ値を受け取るユーザー定義の通知フック関数へのポインターを新しく設定するだけの簡単な方法です。既定のヘルパーに制御が返されると、既定のヘルパーの以降の処理がすべてバイパスされるため、この時点で、フック関数を実質的に新しいヘルパー関数にすることができます。

参照

概念

リンカーによる DLL の遅延読み込み