環境変数の設定 (Team Explorer Everywhere)
オペレーティング システムは、構成とステータス情報を提供する環境変数という一連の動的な値を保持します。単一のシェルまたはコマンド プロンプトの環境変数を一時的に設定できます。また、変数が永続するように設定することにより、それが将来のすべてのシェルまたはコマンド プロンプトに影響するようにすることができます。このトピックでは、UNIX での永続的な環境変数の設定のみを取り上げます。この設定では、変数とその値はユーザーのルート ディレクトリのシェルの初期化スクリプトに格納されます。
Team Foundation Server のクロス プラットフォームのコマンド ライン クライアント に影響する環境変数の例を次に示します。
環境変数 |
説明 |
TF_AUTO_SAVE_CREDENTIALS |
変数が「1」などの任意の値に設定されている場合に、コマンド ライン オプションによって、または対話形式のプロンプトで指定された資格情報を、資格情報キャッシュに保存します。 |
TF_DIFF_COMMAND |
特定の値に設定すると、tf diff コマンドのファイルを比較します。たとえば、「TF_DIFF_COMMAND=“/usr/local/bin/visual_diff %1 %2”」のように使用します。 環境変数と引数の書式を設定する方法の詳細については tf help diff コマンドを実行してください。 |
TF_MERGE_COMMAND |
特定の値に設定すると、ファイルをマージし、tf resolve コマンドの変更された項目間の競合を解決します。たとえば、「TF_MERGE_COMMAND=“/usr/local/bin/visual_resolve %1 %2 %4”」のように使用します。 環境変数と引数の書式を設定する方法の詳細については tf help resolve コマンドを実行してください。 |
http_proxy |
すべての接続の HTTP プロキシとして使用する値を指定します。たとえば、「HTTP_PROXY=“http://proxy.mycompany.com:8080/”」のように使用します。 |
https_proxy |
すべての接続の HTTPS プロキシとして使用する値を指定します。たとえば、「HTTPS_PROXY=“https://proxy.mycompany.com:8080/”」のように使用します。 |
no_proxy |
プロキシをバイパスする必要があるホストを決定します。たとえば、「NO_PROXY=”localhost,.mycompany.com,192.168.0.10:80”」のように使用します。 |
TF_ACCEPT_UNTRUSTED_CERTIFICATES |
変数が「1」などの値に設定されている場合に、信頼されていない SSL 証明書を承認します。 |
UNIX での変数の設定
次の例では、異なるファイルを編集して UNIX の "NAME" という環境変数を追加する方法を示します。“NAME” と “value” には、その環境変数の名前と値を代入できます。
sh: 次の例に示すように、テキスト エディターでファイル ~/.profile を開き、ファイルの末尾に 2 行のテキストを追加します。
NAME=”value”
export NAME
ファイルを保存して閉じます。
bash/zsh/ksh: 次の例に示すように、テキスト エディターでファイル ~/.bashrc (bash)、~/.zshrc (zsh)、または ~/.profile (ksh) を開き、ファイルの末尾に 1 行のテキストを追加します。
export NAME=”value”
ファイルを保存して閉じます。
csh/tcsh: 次の例に示すように、テキスト エディターでファイル ~/.cshrc (csh) または ~/.tcshrc (tcsh) を開き、ファイルの末尾に 1 行のテキストを追加します。
setenv NAME “value”
ファイルを保存して閉じます。
UNIX ユーザーのすべての新しいシェルには “NAME” という環境変数があります。その後のプログラムに影響しないようにする場合は、編集した初期化ファイルからテキストを削除し、シェルからいったんログアウトしてからログインし直します。“NAME” 環境変数はなくなります。