ビルド番号の使用
ビルド処理を定義すると、完了した各ビルドの名前に有用なデータを含めることができます。たとえば、既定のビルド処理 (DefaultTemplate.xaml で定義) は完了したビルドの名前に次の情報を含めます。
ビルド定義の名前
ビルドの実行日
ビルド定義が特定の日付に使用されるたびに 1 ずつ増加する整数
この結果、完了したビルド名は DailyBuild_20090824.2 のようになります。
ビルド番号式の構文
完了したビルドの名前は、式を使用することで指定します。次に例を示します。
チーム プロジェクトの名前は ContosoCore です。
ビルド定義の名前は DailyBuild です。
ビルド ID は 4 です。
今日は 2009 年 8 月 24 日です。
時刻は午後 9:50:43 です。
ビルドは今日 1 回実行されました。
BuildNumberFormat プロパティを次の値に設定したとします。
$(BuildDefinitionName)_$(Date:yyyyMMdd)$(Rev:.r)
この場合、DailyBuild 次の完了したビルドは次のビルド番号に設定されます。
DailyBuild_20090824.2
次の表に、前の例に基づいて各トークンがどのように解決されるかを示します。
トークン |
このセクションで前述した例に基づく置換値 |
---|---|
$(BuildDefinitionName) |
DailyBuild |
$(BuildID) |
4 |
$(DayOfMonth) |
24 |
$(DayOfYear) |
236 |
$(Hours) |
09 |
$(Minutes) |
50 |
$(Month) |
08 |
$(Rev:.rr) |
2 (この日の次のビルドは 3、というように続きます) |
$(Date:MMddyy) |
082409 |
$(Seconds) |
50 |
$(TeamProject) |
ContosoCore |
$(Year:yy) |
09 |
$(year:yyyy) |
2009 |
ビルド番号式を指定する
この式は、次の方法で指定できます。
DefaultTemplate.xaml ビルド定義を定義し、[ビルド番号形式] ビルド プロセス パラメーターを変更します。
詳細については、「既定テンプレートに基づくビルド プロセスの定義」を参照してください。
カスタム ビルド プロセス テンプレートを開発し、UpdateBuildNumber アクティビティを使用します。
詳細については、「Team Foundation Build Activities: UpdateBuildNumber」を参照してください。