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CWnd::OnMouseActivate

フレームワークは、カーソルが非アクティブ ウィンドウにユーザーがマウス ボタンを押したときにこのメンバー関数が呼び出されます。

afx_msg int OnMouseActivate(
   CWnd* pDesktopWnd,
   UINT nHitTest,
   UINT message 
);

パラメーター

  • pDesktopWnd
    アクティブになるウィンドウのトップレベルの親ウィンドウへのポインターを指定します。このポインターは一時的である場合があるので、後で使用するために保持しておくことはできません。

  • nHitTest
    ヒット テストの領域コードを指定します。ヒット テストとは、カーソルの位置を調べるテストです。

  • message
    マウス メッセージの番号を指定します。

戻り値

CWnd をアクティブにするかどうかとマウス イベントを破棄するかどうかを指定します。次の値の場合があります: 1

  • MA_ACTIVATECWnd のオブジェクトをアクティブにします。

  • MA_NOACTIVATECWnd のオブジェクトをアクティブにしません。

  • MA_ACTIVATEANDEATCWnd のオブジェクトをアクティブにし、マウス イベントを破棄します。

  • MA_NOACTIVATEANDEATCWnd のオブジェクトをアクティブにしたり、マウス イベントを破棄しません。

解説

既定の実装では、親ウィンドウに処理が発生する前にこのメッセージを渡します。親ウィンドウが **[真]**を返す場合、処理を中断します。

個々のヒット テストの領域コードの詳細については、OnNcHitTest のメンバー関数に関するトピックを参照してください。

[!メモ]

このメンバー関数は、アプリケーションが Windows メッセージを処理できるようにするためにフレームワークによって呼び出されます。この関数に渡されるパラメーターの値は、フレームワークがメッセージ受信時に受け取ったパラメーターの値に基づいています。この関数の基本クラスの実装を呼び出した場合は、関数に渡したパラメーターではなく、メッセージと共に渡されたパラメーター自体が使用されます。

使用例

// The code fragment below shows how to UI activate an ActiveX control.
// CMyAxCtrl is a COleControl-derived class.
int CMyAxCtrl::OnMouseActivate(CWnd* pDesktopWnd, UINT nHitTest, UINT message)
{
   OnActivateInPlace(TRUE, NULL);  // OnActivateInPlace() is an undocumented function
   return COleControl::OnMouseActivate(pDesktopWnd, nHitTest, message);
}

必要条件

ヘッダー: afxwin.h

参照

関連項目

CWnd クラス

階層図

CWnd::OnNcHitTest

CWnd::OnMouseActivate