TFSServiceControl コマンド
TFSServiceControl コマンドを使用して、Visual Studio Team Foundation Server 2012 (TFS) が使用するアプリケーション プールとサービスのすべてを停止または開始することができます。たとえば、このコマンドをデータベースをバックアップするときや復元するとき、または配置をコンピューター間で移動するときなどに使用します。
[!メモ]
必須の操作、サービス、およびアプリケーション プールが、バックアップや復元などの保守タスクのために確実に停止されるようにするには、TFSServiceControl コマンドを使用する必要があります。TFSServiceControl コマンドで実行されるタスクはいずれも、手動で実行することはできません。
必要なアクセス許可
TFSServiceControl コマンドを使用するには、Team Foundation Administrators セキュリティ グループのメンバーであり、アプリケーション層サーバー上の Administrators グループのメンバーであり、かつ TFS が使用する任意の SQL Server データベースの sysadmin セキュリティ グループのメンバーである必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
[!メモ]
管理資格情報を使ってログオンしている場合でも、この機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開く必要があります。
TFSServiceControl [quiesce|unquiesce]
パラメーター
オプション |
説明 |
---|---|
quiesce |
TFS の配置におけるサービス、アプリケーション プール、および操作のすべてを停止または一時停止します。これは、データベースの復元など、一部の保守タスクで必要になります。 |
unquiesce |
TFS の配置におけるサービス、アプリケーション プール、および操作のすべてを開始または再開します。これは、quiesce オプションを付けてコマンドを実行した後にサーバーを通常の運用状態に戻すために必要です。 |
解説
TFSServiceControl コマンドは、特定の保守タスクの一環として使用します。quiesce オプションがいったん指定されると、サーバーは unquiesce オプションが指定されるまで機能しなくなります。既定では、TFSServiceControl コマンドは %programfiles%\Microsoft Team Foundation Server 11.0\Tools ディレクトリにあります。
使用例
Team Foundation Server の配置を停止する方法を次の例に示します。
TFSServiceControl quiesce
Team Foundation Server の配置を開始する方法を次の例に示します。
TFSServiceControl unquiesce