ATL プロジェクトの既定の構成
ここでは、Visual C++ .NET の ATL プロジェクトの既定の構成と、Visual C++ 6.0 の既定のプロジェクト構成を比較します。
Visual C++ .NET の既定の構成
Visual C++ .NET では、ATL プロジェクト ウィザードによって 2 つのプロジェクト構成が既定で作成されます。
Visual C++ .NET の構成
構成 |
文字セット |
ATL の使用 |
---|---|---|
リリース |
MBCS |
[DLL] |
デバッグ |
MBCS |
[DLL] |
[文字セット]、[ATL の使用] は、[プロジェクトの設定] ダイアログ ボックスの [全般] タブですべて変更できます。また、構成マネージャーを使用して独自の構成も追加できます。詳細については、「ビルド構成」を参照してください。
Version 6.0 の既定の構成
Visual C++ Version 6.0 では、ATL COM AppWizard (現在は ATL プロジェクト ウィザード) によって 6 つのプロジェクト構成が既定で作成されます。これらの構成はリリース、デバッグ、Unicode、および CRT 設定と ATL 設定の使用が変化したものです。これらの構成はすべて、構成マネージャーを使用して、必要に応じて Visual C++ .NET に複製できます。
Version 6.0 の構成
構成 |
文字セット |
ATL の使用 |
---|---|---|
デバッグ |
MBCS |
静的 |
デバッグ Unicode バージョン |
UNICODE |
静的 |
リリース最小依存バージョン |
MBCS |
静的 |
リリース最小依存 Unicode バージョン |
UNICODE |
静的 |
リリース最小サイズ バージョン |
MBCS |
[DLL] |
リリース最小サイズ Unicode バージョン |
UNICODE |
[DLL] |