ウィザードの JScript ファイルでのエラー処理
ウィザードを作成すると、プロジェクトには Default.js ファイルと Common.js ファイルがインクルードされます。これらのファイルを使用して、プロジェクトをカスタマイズします。詳細については、「JScript ファイル」を参照してください。
プロジェクトにはエラー処理を組み込む必要があります。エラー処理を組み込むコードの例を次に示します。
JScript でエラーを処理するには
ユーザーが [完了] をクリックしたときにエラーをキャッチするには、次のコードを使用します。
function OnFinish(selProj, Class) { try { ..... } catch(e) { if (e.description.length != 0) SetErrorInfo(e.description, e.number); return e.number } }
スクリプトで呼び出された任意のヘルパー スクリプト関数から e をスローします。
function ExtenderFromType(strVariableType) { try { .... } catch(e) { throw e; } }
PREPROCESS_FUNCTION パラメーターが .vsz ファイルにある場合、ウィザードは CanAddATLClass を呼び出します。呼び出しが失敗した場合は、SetErrorInfo を使用して false を返します。
function CanAddATLClass(oProj, oObject) { try { if (!IsATLProject(oProj)) { if (!IsMFCProject(oProj, true)) { var L_CanAddATLClass_Text = "ATL classes can only be added to ATL, MFC EXE and MFC regular DLL projects."; wizard.ReportError(L_CanAddATLClass_Text); return false; } else { ..... var bRet = AddATLSupportToProject(oProj); ..... return bRet; } } return true; } catch(e) { throw e; } }
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスまたは [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスに戻る必要がある場合は、VS_E_WIZBACKBUTTONPRESS を返します。
function OnFinish(selProj, Class) { .... if (!CheckAddtoProject(selProj)) { return VS_E_WIZARDBACKBUTTONPRESS; } }