配置へのレポート サーバーの追加
SQL Server Reporting Services を実行しているサーバーを Visual Studio Team Foundation Server のインストールに追加すると、プロジェクト マネージャーおよびその他のチーム メンバーがレポートを使用して進行状況を追跡できるようになります。標準インストールまたは詳細インストールにレポート サーバーを追加することはできますが、基本インストールにレポート サーバーを追加することはできません。レポート サーバーを追加する場合、プロジェクトのメンバーは、特定のニーズをより適切に満たすようにレポートをカスタマイズすることもできます。レポート サーバーは、Team Foundation Server をインストールするときや、初期インストール プロセスが完了したときに、いつでも追加できます。
[!メモ]
配置にレポート サーバーを追加するだけでは、既存のチーム プロジェクトおよびチーム プロジェクト コレクションにレポートを自動的に追加することはできません。レポート サーバーを追加した後に作成したすべてのチーム プロジェクト コレクション、およびそのコレクション内に作成されるすべてのチーム プロジェクトでレポート機能を使用できるようになります。レポートを既存のコレクションおよびプロジェクトに追加する場合は、追加の手順を実行する必要があります。詳細については、「チーム プロジェクト コレクションへのレポート サーバーの追加」および「アップグレードされたチーム プロジェクトの更新による新機能の利用」を参照してください。
Team Foundation Server の各配置には、1 つのレポート サーバーのみ含めることができます。その配置内のレポートは、そのサーバー上で処理されて保存されます。Team Foundation Server の配置で SharePoint 製品も使用する場合、SharePoint 製品内のレポートとダッシュボードはこのレポート サーバーに依存します。
必要なアクセス許可
これらの手順を実行するには、次のグループのメンバーである必要があります。
Team Foundation 管理者グループ、または [インスタンスレベル情報の編集] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。
SQL Server Reporting Services におけるコンテンツ マネージャー グループまたは TFS コンテンツ マネージャー グループ。
レポート サーバーを追加する一環としてレポート フォルダーを作成するには、Visual Studio Team Foundation Background Job Agent で使用されるサービス アカウント (TFSService) に特定のアクセス許可が付与されている必要があります。詳細については、「Team Foundation Server におけるサービス アカウントと依存関係」および「Team Foundation Background Job Agent」を参照してください。
アクセス許可の詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
Team Foundation Server の配置にレポート サーバーを追加するには
Team Foundation の管理コンソールを開きます。
詳細については、「Team Foundation 管理コンソールを開く」を参照してください。
サーバーの名前、[アプリケーション層] の順に展開し、次に [レポート] を選択します。
[レポート] で [編集] を選択します。
[Reporting Services] ダイアログ ボックスが表示されます。
[ウェアハウス] タブで、次の情報を指定します。
[サーバー] で、Team Foundation Server 用のウェアハウス データベースをホストするサーバーの名前を選択または指定します。
既定インスタンス以外のインスタンスを使用する場合は、[既定以外のインスタンスを指定する] チェック ボックスをオンにして、使用するインスタンスの名前を指定または選択します。
[データベース] に、ウェアハウス データベースの名前を指定します。
既定では、このデータベースの名前は Tfs_Warehouse です。
(省略可能) [テスト接続] を選択して、指定した情報がすべて正しく、指定したデータベースが有効なスキーマを持っていることを確認します。
[Analysis Services] タブで、次の情報を指定します。
[サーバー] で、Team Foundation Server 用の分析データベースをホストするサーバーの名前を指定または選択します。
既定インスタンス以外のインスタンスを使用する場合は、[既定以外のインスタンスを指定する] チェック ボックスをオンにして、使用するインスタンスの名前を指定または選択します。
[データベース] に、データベースの名前を指定します。
既定では、このデータベースの名前は Tfs_Analysis です。
(省略可能) [テスト接続] を選択して、指定した情報がすべて正しく、指定したデータベースが有効なスキーマを持っていることを確認します。
[データ ソースにアクセスするためのアカウント] で、[ユーザー名] に、データ ソース アカウント (プレースホルダー TFSReports で参照される) を指定し、[パスワード] に、そのアカウントのパスワードを指定します。
[レポート] タブの [レポート サーバーを使用する] チェック ボックスをオンにします。
[サーバー] で、レポート サーバーの名前を選択または指定します。
[URL の設定] を選択すると、レポート サーバーが使用する Web サービスの URL と、レポート マネージャーの URL が自動的に入力されます。
または、該当する値をそれぞれ選択するか、指定します。
[データ ソースにアクセスするためのアカウント] で、[ユーザー名] に、TFSReports アカウントの名前を指定し、[パスワード] に、そのアカウントのパスワードを指定します。
[Team Foundation Server レポート] の [既定のパス] に、レポートのパスを指定します。
既定では、このフィールド値は /TfsReports です。
[OK] をクリックします。
[レポート] で、[ジョブの開始] を選択して、ウェアハウス ジョブと Analysis Services ジョブの処理を開始します。
参照
処理手順
チーム プロジェクト コレクションへのレポート サーバーの追加