要件の検証

能力成熟度モデル統合 (CMMI: Capability Maturity Model Integration) では、製品要件の正確性を検証する必要があります。つまり、製品要件をテストする必要があります。仕様とアーキテクチャ、分析、および要件の作業項目で話し合われる設計に対して、テスト スクリプトを作成する必要があります。製品要件の検証では、機能、パフォーマンス、セキュリティ、ストレス、および負荷に関するテストを実行できます。

要件を検証する場合は、製品の要件の作業項目を確認し、テストする項目と作成するテストの種類を決定します。

その後、Microsoft Test Manager を使用して、要件に関連付けられるテスト ケースを含むテスト計画を作成できます。これにより、テストを要件別に整理できます。テスト ケースは、チーム プロジェクトで作成した既存の要件に関連付けることができます。要件に既に関連付けられているテスト ケースを確認することもできます。

Visual Studio Ultimate または Visual Studio Test Professional を使用して要件をテスト計画に追加することにより、各要件についての具体的なテストを実行できます。また、これにより、要件に対するテスト カバレッジを調べることができます。テスト計画に要件を含めることにより、そのすべてのテスト ケースを同時に実行して結果を表示できます。

テスト計画に要件を追加した後、その要件のテスト ケースを作成したり、既存のテスト ケースをそれに追加したりできます。また、テスト ケースを直接編集し、[テスト] リンクを使用してそのテスト ケースを要件に関連付けることもできます。このテスト ケースもテスト計画に表示されます。

特定の種類のテストを使用する方法については、「Microsoft テスト マネージャーを使用した手動テスト ケースの作成」および「Microsoft テスト マネージャーを使用した自動テストの作成」を参照してください。