UI 処理時間
タイムライン内のこれらのセグメントは、UI 処理として分類されるブロック時間と関連付けられています。これは、1 つのスレッドが、Windows メッセージをポンプしているか、他のユーザー インターフェイス (UI) 作業を実行していることを意味します。この時間の間、同時実行ビジュアライザーが UI 処理としてカウントしている API で、1 つのスレッドがブロックされています。GetMessage() や MsgWaitForMultipleObjects() などの API がこのグループになります。
ブロックの原因となる定義済みの API を識別できない場合は、呼び出し履歴とプロファイル レポートを確認して、遅延の原因を判断します。
UI 処理カテゴリは、GUI アプリケーションの応答性を理解するのに重要であり、UI の応答性に依存するアプリケーションではこのカテゴリが推奨されます。たとえば、アプリケーション内の UI スレッドが UI 処理で 100% の時間を達成した場合、非常に応答性が高いと思われます。ただし、UI スレッドが他のカテゴリで長時間を費やしている場合は、根本的な原因を見つけて、そのスレッドでの UI 以外のカテゴリを削減するオプションを検討してください。