Visual Studio の SharePoint ツールの拡張
Visual Studio の SharePoint ツールは、さまざまなアプリケーション開発シナリオの要件を満たします。しかし、開発に必要な機能が常に提供されるとは限りません。そのような場合は、SharePoint のツールを拡張して、自分に必要な機能を作成することができます。
SharePoint ツールを拡張する方法
SharePoint プロジェクト システムおよび [サーバー エクスプローラー] ウィンドウの [SharePoint 接続] ノードは拡張できます。
SharePoint プロジェクト システムの拡張
Visual Studio では、 SharePoint ソリューションの作成に使用できる一連のプロジェクト テンプレートおよび項目テンプレートが含まれています。たとえば、イベント レシーバー、リスト定義、ワークフロー、Web パーツなどに対応したテンプレートが存在します。ただし、フィールドやカスタム動作などの SharePoint コンポーネントを作成するために独自の種類の SharePoint プロジェクト項目を定義することもできます。また、既に Visual Studio にインストールされている SharePoint プロジェクト項目の種類の拡張を作成したり、SharePoint プロジェクトの拡張機能を作成したりすることもできます。
詳細については、「SharePoint プロジェクト システムの拡張」を参照してください。
サーバー エクスプローラーの [SharePoint 接続] ノードの拡張
Visual Studio で、サーバー エクスプローラー のペインで階層ツリー ビューの一つ以上の SharePoint ローカル サイトの多くのコンポーネントを表示するためにSharePoint 接続 ノードを使用できます。 また SharePoint 接続 ノードを次のように拡張できます:
独自のノードを追加する。既定では表示されない SharePoint サイトのコンポーネントを表示する必要がある場合に適した方法です。
既存のノードを拡張する。たとえば、新しい子ノードを既存のノードに追加できます。またはショートカット メニュー項目をノードに追加し、開発者がメニュー項目をクリックしたときにタスクを実行できます。
詳細については、「サーバー エクスプローラーの [SharePoint 接続] ノードの拡張」を参照してください。
開発コンピューターの要件
SharePoint ツールの拡張機能を作成するには、開発用コンピューターは、 Visual Studio で SharePoint ソリューションを作成する場合と同じ要件を満たしている必要があります。詳細については、「SharePoint ソリューションの開発要件」を参照してください。
また、Visual Studio SDK もインストールすることをお勧めします。SDK には、Visual Studio の拡張に使用できるプロジェクト テンプレートおよびツールが付属しています。特に、SDK には、Visual Studio Extension (VSIX) パッケージを容易に作成できるプロジェクト テンプレートが用意されています。VSIX パッケージは、 Visual Studio の Visual Studio 拡張機能を配置する推奨される方法です。SharePoint ツールのすべての拡張機能は VSIX パッケージを使用して配置する必要があります。このドキュメントのすべてのチュートリアルは、Visual Studio SDK がインストールされていることを前提に作成されています。
SDK をダウンロードするには、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=164562 を参照してください。Visual Studio の拡張機能の詳細については、「開発の Visual Studio 拡張機能」を参照してください。
参照
概念
SharePoint ツール拡張機能のプログラミング モデルの概要
SharePoint ツール拡張機能におけるプログラミングに関する概念および特徴
Visual Studio での SharePoint ツールの拡張機能のデバッグ
Visual Studio での SharePoint ツールの拡張機能の配置