ChartSheetBase.GetChartElement メソッド
指定した X 座標および Y 座標のグラフ要素の情報を取得します。
名前空間: Microsoft.Office.Tools.Excel
アセンブリ: Microsoft.Office.Tools.Excel.v4.0.Utilities (Microsoft.Office.Tools.Excel.v4.0.Utilities.dll 内)
構文
'宣言
Public Sub GetChartElement ( _
x As Integer, _
y As Integer, _
ByRef elementID As Integer, _
ByRef arg1 As Integer, _
ByRef arg2 As Integer _
)
public void GetChartElement(
int x,
int y,
ref int elementID,
ref int arg1,
ref int arg2
)
パラメーター
- x
型 : System.Int32
グラフ要素の X 座標です。
- y
型 : System.Int32
グラフ要素の Y 座標です。
- elementID
型 : System.Int32%
このメソッドから制御が戻ったとき、この引数には、指定した座標のグラフ要素の XlChartItem 値が格納されています。詳細については、「解説」を参照してください。
- arg1
型 : System.Int32%
メソッドから制御が戻ったとき、この引数には、グラフ要素に関連する情報が格納されています。詳細については、「解説」を参照してください。
- arg2
型 : System.Int32%
メソッドから制御が戻ったとき、この引数には、グラフ要素に関連する情報が格納されています。詳細については、「解説」を参照してください。
解説
このメソッドは通常とは異なっており、呼び出し側で値を指定する引数は最初の 2 つだけです。他の引数は Microsoft Office Excel が値を設定します。メソッドから制御が戻ったときには、呼び出し側のコードでそれらの値をチェックする必要があります。
Arg1 と Arg2 に情報が含まれているかどうかは、メソッドから制御が戻った後の ElementID の値に応じて、次の表のように決定されます。
ElementID |
Arg1 |
Arg2 |
---|---|---|
AxisIndex |
AxisType |
|
AxisIndex |
AxisType |
|
AxisIndex |
AxisType |
|
AxisIndex |
AxisType |
|
AxisIndex |
AxisType |
|
DropZoneType |
なし |
|
DropZoneType |
PivotFieldIndex |
|
GroupIndex |
なし |
|
GroupIndex |
なし |
|
GroupIndex |
なし |
|
GroupIndex |
なし |
|
GroupIndex |
なし |
|
GroupIndex |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
なし |
なし |
|
SeriesIndex |
PointIndex |
|
SeriesIndex |
なし |
|
SeriesIndex |
なし |
|
SeriesIndex |
なし |
|
SeriesIndex |
PointIndex |
|
ShapeIndex |
なし |
|
SeriesIndex |
TrendLineIndex |
|
SeriesIndex |
なし |
|
SeriesIndex |
なし |
次の表は、メソッドから制御が戻った後の Arg1 と Arg2 の意味を示します。
引数 |
説明 |
---|---|
AxisIndex |
軸が主軸と第 2 軸のどちらであるかを示します。XlAxisGroup 定数 (xlPrimary または xlSecondary) のどちらかです。 |
AxisType |
軸の種類を示します。XlAxisType 定数 (xlCategory、xlSeriesAxis、または xlValue) のいずれかです。 |
DropZoneType |
ドロップ エリアの種類が、列、データ、ページ、行フィールドのいずれであるかを示します。XlPivotFieldOrientation 定数 (xlColumnField、xlDataField、xlPageField、または xlRowField) のいずれかです。列フィールドおよび行フィールドの両定数はそれぞれ、系列フィールドおよび項目フィールドを示します。 |
GroupIndex |
Microsoft.Office.Interop.Excel.ChartGroups コレクション内での、指定したグラフ グループのオフセットを示します。 |
PivotFieldIndex |
T:Microsoft.Office.Interop.Excel.PivotFields コレクション内での、指定した列 (系列)、データ、ページ、または行 (項目) フィールドのオフセットを示します。ドロップ エリアの種類が xlDataField の場合は -1 です。 |
PointIndex |
Points コレクション内での、系列内の指定した要素のオフセットを示します。値 –1 は、すべてのデータ要素が選択されていることを示します。 |
SeriesIndex |
Series コレクション内での、指定した系列のオフセットを示します。 |
ShapeIndex |
Shapes コレクション内での、指定した図形のオフセットを示します。 |
TrendlineIndex |
Trendlines コレクション内での、系列内の指定した近似曲線のオフセットを示します。 |
例
次のコード例は、GetChartElement メソッドを使用して、ユーザーがグラフをクリックしたときにグラフ要素を表示します。
Private Sub DisplayChartElement()
Globals.Sheet1.Range("A1", "A5").Value2 = 22
Globals.Sheet1.Range("B1", "B5").Value2 = 55
Me.SetSourceData(Globals.Sheet1.Range("A1", "B5"), _
Excel.XlRowCol.xlColumns)
Me.ChartType = Excel.XlChartType.xlColumnClustered
End Sub
Sub ChartSheet_MouseDown(ByVal Button As Integer, ByVal Shift As Integer, _
ByVal x As Integer, ByVal y As Integer) Handles Me.MouseDown
Dim elementID As Integer = 0
Dim arg1 As Integer = 0
Dim arg2 As Integer = 0
Me.GetChartElement(x, y, elementID, arg1, arg2)
MsgBox("Chart element is: " & CType(elementID, Excel.XlChartItem).ToString() _
& Constants.vbNewLine & "arg1 is: " & arg1.ToString() _
& Constants.vbNewLine & "arg2 is: " & arg2.ToString())
End Sub
private void DisplayChartElement()
{
Globals.Sheet1.Range["A1", "A5"].Value2 = 22;
Globals.Sheet1.Range["B1", "B5"].Value2 = 55;
this.SetSourceData(Globals.Sheet1.Range["A1", "B5"],
Excel.XlRowCol.xlColumns);
this.ChartType = Excel.XlChartType.xlColumnClustered;
this.MouseDown +=
new Excel.ChartEvents_MouseDownEventHandler(ChartSheet_MouseDown);
}
void ChartSheet_MouseDown(int Button, int Shift, int x, int y)
{
Int32 elementID = 0;
Int32 arg1 = 0;
Int32 arg2 = 0;
this.GetChartElement(x, y, ref elementID, ref arg1, ref arg2);
MessageBox.Show("Chart element is: " + ((Excel.XlChartItem)elementID).ToString()
+ "\n arg1 is: " + arg1.ToString() + "\n arg2 is: " + arg2.ToString());
}
.NET Framework セキュリティ
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