Document.SaveAs2 メソッド
文書を新しい名前または形式で保存します。このメソッドの引数のいくつかは、[名前をつけて保存] ダイアログ ボックスのオプションと一致しています。
名前空間: Microsoft.Office.Tools.Word
アセンブリ: Microsoft.Office.Tools.Word.v4.0.Utilities (Microsoft.Office.Tools.Word.v4.0.Utilities.dll 内)
Microsoft.Office.Tools.Word (Microsoft.Office.Tools.Word.dll 内)
構文
'宣言
Sub SaveAs2 ( _
ByRef FileName As Object, _
ByRef FileFormat As Object, _
ByRef LockComments As Object, _
ByRef Password As Object, _
ByRef AddToRecentFiles As Object, _
ByRef WritePassword As Object, _
ByRef ReadOnlyRecommended As Object, _
ByRef EmbedTrueTypeFonts As Object, _
ByRef SaveNativePictureFormat As Object, _
ByRef SaveFormsData As Object, _
ByRef SaveAsAOCELetter As Object, _
ByRef Encoding As Object, _
ByRef InsertLineBreaks As Object, _
ByRef AllowSubstitutions As Object, _
ByRef LineEnding As Object, _
ByRef AddBiDiMarks As Object, _
ByRef CompatibilityMode As Object _
)
void SaveAs2(
ref Object FileName,
ref Object FileFormat,
ref Object LockComments,
ref Object Password,
ref Object AddToRecentFiles,
ref Object WritePassword,
ref Object ReadOnlyRecommended,
ref Object EmbedTrueTypeFonts,
ref Object SaveNativePictureFormat,
ref Object SaveFormsData,
ref Object SaveAsAOCELetter,
ref Object Encoding,
ref Object InsertLineBreaks,
ref Object AllowSubstitutions,
ref Object LineEnding,
ref Object AddBiDiMarks,
ref Object CompatibilityMode
)
パラメーター
- FileName
型 : System.Object%
文書の名前です。既定値は現在のフォルダーおよびファイル名です。文書が 1 度も保存されていない場合には、既定の名前 (たとえば、Doc1.doc) が使用されます。指定したファイル名の文書が既に存在する場合は、ユーザーに確認することなく文書が上書きされます。
- FileFormat
型 : System.Object%
文書を保存する際の形式です。WdSaveFormat の値のいずれかです。文書を他の形式で保存するには、SaveFormat プロパティに適切な値を指定します。
- LockComments
型 : System.Object%
文書のコメントをロックする場合は true です。既定値は、false です。
- Password
型 : System.Object%
文書を開く場合に必要なパスワード文字列です。後の「解説」を参照してください。
- AddToRecentFiles
型 : System.Object%
[ファイル] メニューの最近使用したファイルの一覧に文書を追加する場合は true にします。既定値は、true です。
- WritePassword
型 : System.Object%
文書に変更を保存する場合のパスワード文字列です。後の「解説」を参照してください。
- ReadOnlyRecommended
型 : System.Object%
Microsoft Office Word で、文書を開くたびに、文書が読み取り専用であることを示すメッセージを表示する場合 true にします。既定値は、false です。
- EmbedTrueTypeFonts
型 : System.Object%
文書と一緒に TrueType フォントを保存する場合は true にします。省略した場合、EmbedTrueTypeFonts 引数の値には、EmbedTrueTypeFonts プロパティの値が設定されていると仮定されます。
- SaveNativePictureFormat
型 : System.Object%
Macintosh など、他のプラットフォームからインポートしたグラフィックの場合に、グラフィックの Windows バージョンだけを保存するには true を設定します。
- SaveFormsData
型 : System.Object%
フォームでユーザーが入力したデータをデータ レコードとして保存する場合は、true にします。
- SaveAsAOCELetter
型 : System.Object%
true を設定すると、文書にメーラー情報が添付されている場合、文書は AOCE letter として保存されます (メーラー情報が保存されます)。
- Encoding
型 : System.Object%
MsoEncoding .これは、文書をエンコード済みのテキスト ファイルとして保存する場合に使用するコード ページ、または文字セットです。既定値はシステム コード ページです。
- InsertLineBreaks
型 : System.Object%
true を設定すると、文書をテキスト ファイルとして保存する場合に、各テキスト行の終わりに改行コードが挿入されます。
- AllowSubstitutions
型 : System.Object%
true を設定すると、文書をテキスト ファイルとして保存する場合に、一部の記号は、似た形状のテキストに置換されます。たとえば、著作権記号は (c) に置換されます。既定値は、false です。
- LineEnding
型 : System.Object%
Word で文書の改行および段落区切りを示す方法を指定します。WdLineEndingType の値のいずれかです。
- AddBiDiMarks
型 : System.Object%
true を設定すると、元の文書にあるテキストの双方向レイアウトを保存するために、制御文字が出力ファイルに追加されます。
- CompatibilityMode
型 : System.Object%
ドキュメントを開くときに Word 2010 の使用と Word 2013 互換モードを指定する Microsoft.Office.Interop.Word.WdCompatibilityMode 値のいずれか 1 つが。
例外
例外 | 条件 |
---|---|
MissingMemberException | このメソッドは、Word 2007 プロジェクトで使用されます。 |
解説
アプリケーションにパスワードをハード コーディングしないでください。処理に対してパスワードが必要な場合には、ユーザーにパスワードの入力を要求して変数に格納し、この変数を使用します。
[!メモ]
このメソッドは、.NET Framework 4 を対象とする Word 2007 プロジェクトの IntelliSense に表示されます。ただし、このプロパティは Word 2007 プロジェクトでは使用できません。
省略可能なパラメーター
省略可能なパラメーターについては、「Office ソリューションの省略可能なパラメーター」を参照してください。
.NET Framework セキュリティ
- 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバーは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。