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モジュールを使用してソリューションにファイルを追加する

ファイルの種類に関係なく、ファイルを SharePoint サーバーに配置する必要がある場合があります (新しいマスター ページなど)。これを行うには、モジュールを使用します。これは Visual Basic のコード モジュールとは異なります。モジュールは、SharePoint ソリューション内のファイルのコンテナーです。ソリューションを配置すると、SharePoint サーバー上の指定されたフォルダーにモジュール内のファイルがコピーされます。

モジュールの項目と要素

モジュールを作成するには、[新しい項目の追加] のダイアログ ボックスで選択してプロジェクトに追加します。次に、その Elements.xml ファイルを、配置するファイルの名前、システム上の場所、および、SharePoint サーバー上のコピー先の場所が含まれるように変更します。

モジュールの Elements.xml ファイルの例を次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<Elements xmlns="https://schemas.microsoft.com/sharepoint/">

<Module Name="Module1">

<File Path="Module1\Sample.txt" Url="Module1/Sample.txt" />

</Module>

</Elements>

新たに作成されたモジュールには、既定で次のファイルが含まれています。

ファイル名

説明

Elements.xml

モジュールの定義ファイル。

Sample.txt

モジュール内のファイルのサンプルとして機能するプレースホルダー ファイル。

Elements.xml ファイルには、次の要素が含まれています。

要素名

説明

Elements

モジュールで定義されているすべての要素が含まれています。

Module

Module 要素には、"<Module Name="Module1">" 形式のモジュール名を指定する Name という単一の属性があります。

メモメモ
モジュールの名前 (またはその Folder Name プロパティ) を変更する場合は、Module 要素で手動で名前を更新する必要があります。

Module 要素でファイルのサブディレクトリを指定した場合、対応するディレクトリ構造が Windows SharePoint Services (WSS) によって自動的に作成されます。

ファイル

File 要素には、Path と Url の 2 つのパラメーターがあります。

属性名説明
パスSharePoint ソリューションに含まれるファイルの名前および場所。形式は Path="Module1\Sample.txt" です。
Urlファイルの配置先となる SharePoint サーバー上の場所。形式は Url="Module1/Sample.txt" です。
型 GhostableInLibrary と Ghostable の 2 つの設定を持つ属性 (省略可能)。形式は Type="GhostableInLibrary" です。 GhostableInLibrary を指定した場合、SharePoint 内のドキュメント ライブラリにファイルを追加する際、そのファイルに付随するリスト項目もライブラリに追加されます。 Ghostable を指定した場合、ドキュメント ライブラリの外で SharePoint にファイルが追加されます。

Elements.xml には、配置するファイルごとに別個の <File> 要素エントリが必要です。

参照

処理手順

方法: モジュールを使用してファイルを含める

その他の技術情報

方法: ファイルをプロビジョニングします。

SharePoint ソリューションの開発

SharePoint の Web パーツの作成

SharePoint ソリューションのパッケージ化と配置