方法 : .NET アプリケーションのデバッグを有効にする
デバッグを有効にするには、プロジェクト プロパティ ページとアプリケーションの web.config ファイルの両方で有効にする必要があります。
[!メモ]
実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
Visual Basic または C# のプロジェクト プロパティで ASP.NET デバッグを有効にするには
[ソリューション エクスプローラー] では、Web プロジェクト名を右クリックし、[プロパティ] を選択します。
プロジェクトのプロパティ ページをクリック [Web] のタブ。
[デバッガー] の下で、[ASP.NET] チェック ボックスをオンにします。
web.config ファイルでデバッグを有効にするには
標準のテキスト エディターまたは XML パーサーで web.config ファイルを開きます。
[!メモ]
ただし、Web ブラウザーを使用してファイルにリモート アクセスすることはできません。ASP.NET では、セキュリティ上の理由から、ブラウザーが直接 Web.config ファイルにアクセスできないように Microsoft IIS を設定しています。ブラウザーで構成ファイルにアクセスしようとすると、HTTP アクセス エラー 403 (禁止) が表示されます。
Web.config は XML ファイルなので、タグでマークされた入れ子のセクションが含まれます。configuration/system.web/compilation 要素を探します。コンパイルの要素が存在しない場合は作成します。
compilation の要素が debug の属性が含まれていない場合は、属性を要素に追加します。
debug の属性値が trueに設定されていることを確認します。
web.config ファイルは次の例のようになります。構成と system.web 要素の間にセクションがある場合があることに注意してください。
構成と system.web の要素間の要素セクション
system.web とコンパイルの要素間の要素セクション
コンパイルの要素が他の要素と属性を含めることができます。
使用例
<configuration>
...
<system.web>
<compilation
debug="true"
...
>
...
</compilation>
</system.web>
</configuration>
信頼性の高いプログラミング
Web.config ファイルが変更されると、ASP.NET が自動的に変更を検出し、新しい構成設定を適用します。変更を反映させるためにコンピューターまたは IIS サーバーを再起動する必要はありません。
Web サイトには、複数の仮想ディレクトリとサブディレクトリを含めることができ、それぞれに Web.config ファイルを用意できます。ASP.NET アプリケーションは、URL パスの上位レベルにある Web.config ファイルの設定を継承します。階層構造の構成ファイルを利用して、下位の階層にあるすべてのアプリケーションなど、複数の ASP.NET アプリケーションの設定を同時に変更できます。ただし、低い階層のファイルで debug が設定されると、高い階層の値をオーバーライドします。
たとえば、www.microsoft.com/aaa/Web.config で debug="true" と指定すると、aaa フォルダーまたは aaa フォルダーのサブフォルダーにあるすべてのアプリケーションに、この設定が継承されます。そのため、www.microsoft.com/aaa/bbb フォルダーにある ASP.NET アプリケーションは、この設定を継承し、www.microsoft.com/aaa/ccc、www.microsoft.com/aaa/ddd などのフォルダーにあるすべての ASP.NET アプリケーションもこの設定を継承します。唯一の例外は、アプリケーションの 1 つが、より低いレベルにある独自の Web.config ファイルで設定をオーバーライドする場合です。
デバッグ モードを有効にすると、ASP.NET アプリケーションのパフォーマンスに大きく影響します。リリース バージョンのアプリケーションを配置したり、パフォーマンスの測定を実施したりする前には、デバッグ モードを無効にしてください。