LC タスク
このタスクは LC.exe をラップします。LC.exe は、.licx ファイルから .license ファイルを生成します。LC.exe の詳細については、「Lc.exe (ライセンス コンパイラ)」を参照してください。
パラメーター
LC タスクのパラメーターの説明を次の表に示します。
パラメーター |
Description |
---|---|
LicenseTarget |
必須の ITaskItem 型のパラメーターです。 .licenses ファイルを生成する実行可能ファイルを指定します。 |
NoLogo |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 Microsoft 著作権情報を表示しません。 |
OutputDirectory |
省略可能な String 型のパラメーターです。 出力 .licenses ファイルを格納するディレクトリを指定します。 |
OutputLicense |
省略可能な ITaskItem 型の出力パラメーターです。 .licenses ファイルの名前を指定します。名前を指定しなかった場合には、.licx ファイルの名前が使用され、.licenses ファイルは、.licx ファイルが格納されているディレクトリに作成されます。 |
ReferencedAssemblies |
省略可能な ITaskItem[] 型のパラメーターです。 .license ファイルを生成するときに読み込む、参照先のコンポーネントを指定します。 |
SdkToolsPath |
省略可能な String 型のパラメーターです。 resgen.exe などの SDK ツールのパスを指定します。 |
Sources |
必須の ITaskItem[] 型のパラメーターです。 .licenses ファイルに格納するライセンス済みのコンポーネントが格納してあるアイテムを指定します。詳細については、「Lc.exe (ライセンス コンパイラ)」にある /complist スイッチの説明を参照してください。 |
上記のパラメーター以外に、このタスクは ToolTaskExtension クラスからパラメーターを継承します。このクラス自体は、ToolTask クラスから継承されます。これらの追加のパラメーターの一覧とその説明については、「ToolTaskExtension 基本クラス」を参照してください。
使用例
LC タスクを使用してライセンスをコンパイルする例を次に示します。
<Project xmlns="https://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">
<!-- Item declarations, etc -->
<Target Name="CompileLicenses">
<LC
Sources="@(LicxFile)"
LicenseTarget="$(TargetFileName)"
OutputDirectory="$(IntermediateOutputPath)"
OutputLicenses="$(IntermediateOutputPath)$(TargetFileName).licenses"
ReferencedAssemblies="@(ReferencePath);@(ReferenceDependencyPaths)">
<Output
TaskParameter="OutputLicenses"
ItemName="CompiledLicenseFile"/>
</LC>
</Target>
</Project>