TargetCLR
TargetCLR オプションには、アプリケーションに複数バージョンの共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) が読み込まれている場合に、プロファイリングを行う CLR のバージョンを指定します。
既定では、Visual Studio プロファイリング ツールはアプリケーションによって読み込まれる最初の CLR のバージョンを対象とします。
VSPerfCmd.exe {/Launch:AppName | /Attach:PID} /TargetCLR[:ClrVersion] [Options]
パラメーター
- ClrVersion
CLR のバージョン番号。vN.N.NNNNN のバージョン書式を使用します。
必須のオプション
TargetCLR オプションと共に使用できるのは Launch オプションまたは Attach オプションのみです。
**Launch:**AppName
指定したアプリケーションを起動し、プロファイリングを開始します。**Attach:**PID
指定したプロセスのプロファイリングを開始します。
使用例
この例では、TargetCLR オプションを使用して、CLR バージョン 4.0.11003 がプロファイリングされることを確認します。
VSPerfCmd.exe /Start:Sample /Output:TestApp.exe.vsp
VSPerfCmd.exe /Launch:TestApp.exe /TargetCLR:v4.0.11003