CTaskDialog::TaskDialogCallback
このメソッドは、さまざまな Windows メッセージに応答してフレームワークによって呼び出されます。
friend:
HRESULT TaskDialogCallback(
HWND hWnd,
UINT uNotification,
WPARAM wParam,
LPARAM lParam,
LONG_PTR dwRefData
);
パラメーター
[入力] hwnd
CTaskDialog の m_hWnd 構造体に対するハンドル。[入力] uNotification
生成されるメッセージを指定する通知コード。[入力] wParam
メッセージについての追加情報。[入力] lParam
メッセージについての追加情報。[入力] dwRefData
コールバック メソッドが適用される CTaskDialog オブジェクトへのポインター。
戻り値
通知コードごとに異なります。詳細については、次の「解説」を参照してください。
解説
TaskDialogCallback の既定の実装では、特定のメッセージが処理され、CTaskDialog クラスの適切な On メソッドが呼び出されます。たとえば、TDN_BUTTON_CLICKED メッセージに応答する場合は、TaskDialogCallback により CTaskDialog::OnCommandControlClick が呼び出されます。
wParam および lParam の値は、生成されるメッセージの種類によって異なります。どちらか一方または両方の値が空になることもあります。サポートされる既定の通知と、wParam および lParam の値が表す意味について、次の表に示します。派生クラスでこのメソッドをオーバーライドする場合、次の表の各メッセージに対応するコールバック コードを実装する必要があります。
通知メッセージ |
wParam 値 |
lParam 値 |
---|---|---|
TDN_CREATED |
使用しません。 |
使用しません。 |
TDN_NAVIGATED |
使用しません。 |
使用しません。 |
TDN_BUTTON_CLICKED |
コマンド ボタン コントロール ID。 |
使用しません。 |
TDN_HYPERLINK_CLICKED |
使用しません。 |
リンクが格納されている LPCWSTR 構造体。 |
TDN_TIMER |
CTaskDialog が作成されてから、またはタイマーがリセットされてから経過した時間 (ミリ秒単位)。 |
使用しません。 |
TDN_DESTROYED |
使用しません。 |
使用しません。 |
TDN_RADIO_BUTTON_CLICKED |
オプション ボタン ID。 |
使用しません。 |
TDN_DIALOG_CONSTRUCTED |
使用しません。 |
使用しません。 |
TDN_VERIFICATION_CLICKED |
チェック ボックスがオンである場合は 1。オフである場合は 0。 |
使用しません。 |
TDN_HELP |
使用しません。 |
使用しません。 |
TDN_EXPANDO_BUTTON_CLICKED |
展開された領域が折りたたまれている場合は 0。展開テキストが表示されている場合は、0 以外の値。 |
使用しません。 |
必要条件
ヘッダー: afxtaskdialog.h
参照
関連項目
CTaskDialog::OnCommandControlClick
CTaskDialog::OnExpandButtonClick