プロファイリング ツールのレポート ビューのフィルター処理
フィルターをプロファイル データ ファイルに適用すると、パフォーマンス レポート ビューに表示する、またはレポート ファイルにエクスポートするプロファイル データを制限することができます。レポートは 2 つのプロファイル マークまたはタイム スタンプの値の間に含まれるデータに制限でき、データは特定のプロセスおよびスレッド間に制限できます。フィルターをファイルに保存し、保存したフィルターをインポートすることで、別のプロファイル データ ファイルにフィルターを作成できます。
また、概要ビューのグラフィカルなタイムラインを使用することで、レポートを時間セグメントに制限することもできます。詳細については、「方法: 概要ビューのタイムラインからプロファイル ツールのレポート ビューをフィルター処理する」を参照してください。
システムおよびサードパーティのコードをレポートから除外するには、「方法: プロファイリング ツールのレポート ビューをフィルター処理してマイ コードのみを表示する」を参照してください。
手順
プロファイラー レポート フィルターを作成するには
[パフォーマンス レポート ビュー フィルター] ウィンドウが表示されない場合、パフォーマンス レポート ビュー ツール バーの [フィルターの表示] をクリックします。
パフォーマンス レポート ビュー フィルターはテーブルです。テーブルの各行は、フィルターの句を表します。フィルターには、句を必要な数だけ追加することができます。
フィルターに追加するそれぞれの句について、行の次のフィールドの値を選択または入力します。
Field
Description
And/Or
この句と次の句の両方が成り立つものを結果として返す場合は、[And] を選択します。この句と次の句のいずれかが成り立つものを結果として返す場合は、[Or] を選択します。
Field
フィルター句で使用するレポート フィールドを、表示されるデータ フィールドのリストから選択します。
[演算子]
フィールドと値の関係を示す演算子として、句に含める演算子を選択します。
= 等しい
<> 等しくない
< より小さい
> より大きい
<= 以下
>= 以上
値
検索する値を選択または入力します。フィールドによっては使用可能な値がリスト表示されます。
マーク レポート ビューからプロファイラー レポート フィルターを作成するには
パフォーマンス レポート ビュー ツール バーで、[現在のビュー] ボックスから [マーク] をクリックします。
マーク プロファイラー レポートが表示されます。
レポートの開始点として使用するマークを選択します。
Ctrl キーを押しながら、レポートの終了点として使用するマークをクリックします。
右クリックし、次のオプションのいずれかをクリックします。
[マークにフィルターを追加] を指定すると、[マーク] 列をフィルター フィールドとして使用するフィルター句が作成されます。
[タイムスタンプにフィルターを追加] を指定すると、[タイムスタンプ (ミリ秒)] 列をフィルター フィールドとして使用するフィルター句が作成されます。
この 2 つのオプションによって、現在のデータ ファイルが同じ開始点と終了点でフィルター処理されます。どちらのオプションも、フィルターをエクスポートして他のレポートで使用する際に適しています。
既存のフィルターをファイルから読み込むには
パフォーマンス レポート ビュー ツール バーの [フィルターのインポート] をクリックします。
[フィルターの読み込み] ダイアログ ボックスが表示されます。
読み込むフィルター (.vspf) ファイルの場所と名前を指定します。
フィルターを実行するには
- パフォーマンス レポート ビュー ツール バーの [フィルターの実行] をクリックします。
実行時間が長すぎるフィルターを停止するには
- パフォーマンス レポート ビュー ツール バーの [フィルターの停止] をクリックします。
レポート ビューのフィルターを削除するには
パフォーマンス レポート ビュー フィルターで句の行を削除します。
パフォーマンス レポート ビュー ツール バーの [フィルターの実行] をクリックします。
フィルターをファイルに保存するには
パフォーマンス レポート ビュー ツール バーの [フィルターのエクスポート] をクリックします。
[フィルターの保存] ダイアログ ボックスが表示されます。
保存するフィルター (.vspf) ファイルの場所と名前を指定します。