CDataRecoveryHandler::AutosaveDocumentInfo
指定されたドキュメントを自動保存します。
virtual BOOL AutosaveDocumentInfo(
CDocument *pDocument,
BOOL bResetModifiedFlag = TRUE
);
パラメーター
パラメーター |
説明 |
[入力] pDocument |
保存する CDocument へのポインター。 |
[入力] bResetModifiedFlag |
TRUE の場合、CDataRecoveryHandler では pDocument が変更されたと見なされています。FALSE の場合、フレームワークでは pDocument が変更されていないと見なされています。このフラグの効果の詳細については、「解説」セクションを参照してください。 |
戻り値
適切なフラグが設定され、pDocument が有効な CDocument オブジェクトである場合は、TRUE。
解説
各 CDocument オブジェクトには、前回の保存後に変更されているかどうかを示すフラグがあります。CDocument::IsModified を使用して、このフラグの状態を確認します。CDocument が前回の保存後に変更されていない場合、AutosaveDocumentInfo は、そのドキュメントに対して自動保存されたファイルをすべて削除します。ドキュメントが前回の保存後に変更されている場合は、ドキュメントを閉じるときに、ユーザーに対して、閉じる前にドキュメントを保存するかどうかを確認するメッセージを表示します。
[!メモ]
bResetModifiedFlag を使用してドキュメントの状態を "変更なし" に設定すると、ユーザーが保存していないデータを失う可能性があります。ドキュメントが変更されていないとフレームワークが見なした場合、ドキュメントを閉じるときに、ユーザーに保存を確認するメッセージは表示されません。
pDocument が有効な CDocument オブジェクトでない場合、このメソッドは、ASSERT (MFC) マクロによって例外をスローします。
このメソッドを使用するには、m_dwRestartManagerSupportFlags に AFX_RESTART_MANAGER_AUTOSAVE_AT_RESTART または AFX_RESTARTMANAGER_AUTOSAVE_AT_INTERVAL が設定されている必要があります。m_dwRestartManagerSupportFlags パラメーターの詳細については、「CDataRecoveryHandler クラス」を参照してください。
必要条件
ヘッダー: afxdatarecovery.h