方法: プログラムによってブックを閉じる
アクティブなブックを閉じたり、ブックを指定して閉じたりすることができます。
対象: このトピックの情報は、Excel 2013 と Excel 2010 のドキュメント レベルのプロジェクトおよびアプリケーション レベルのプロジェクトに適用されます。詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。
アクティブなブックを閉じる
アクティブなブックを閉じるとき、ドキュメント レベルのカスタマイズで行う場合と、アプリケーション レベルのアドインで行う場合では手順が異なります。
ドキュメント レベルのカスタマイズで、アクティブなブックを閉じるには
Close メソッドを呼び出して、カスタマイズに関連付けられているブックを閉じます。次のコード例を使用する場合は、Excel のドキュメント レベルのプロジェクトの Sheet1 クラスから実行します。
Globals.ThisWorkbook.Close(SaveChanges:=False)
Globals.ThisWorkbook.Close(false);
アプリケーション レベルのアドインで、アクティブなブックを閉じるには
Close メソッドを呼び出して、アクティブなブックを閉じます。次のコード例を使用する場合は、Excel のアプリケーション レベルのプロジェクトの ThisAddIn クラスから実行します。
Me.Application.ActiveWorkbook.Close(SaveChanges:=False)
this.Application.ActiveWorkbook.Close(false, missing, missing);
名前を指定してブックを閉じる
名前を指定してブックを閉じる場合、アプリケーション レベルのアドインとドキュメント レベルのカスタマイズで同じ手順で実行できます。
名前を指定してブックを閉じるには
Workbooks コレクションの引数にブック名を指定します。次のコード例では、Excel で NewWorkbook というブックが開いていることを前提としています。
Me.Application.Workbooks("NewWorkbook.xlsx").Close(SaveChanges:=False)
object fileName = "NewWorkbook.xlsx"; Excel.Workbook workbook = this.Application.Workbooks.get_Item(fileName); workbook.Close(false);