レコードセット: 結合 (ODBC)
このトピックの内容は、MFC ODBC クラスに該当します。
結合とは何か
結合とは、1 つのレコードセット オブジェクトを使って複数のテーブルのデータを操作することです。複数のテーブルを結合すると、それぞれのテーブルから抽出されたレコードがレコードセット上に混在します。これらのレコードは、アプリケーションには単一テーブルのレコードのように見えます。すべてのテーブルのすべての列が使用されることもありますが、結合に使われる SQL SELECT 句の内容によっては、それぞれのテーブルの一部の列しか使用されないこともあります。データベース クラスでは、読み取り専用の結合をサポートしていますが、更新可能な結合はサポートしていません。
結合されたテーブル内のレコードを選択するには、次に示すリストおよびフィルターを使います。
結合するテーブルの名前のリスト。
結合処理に使うすべての列の名前のリスト。列名が重複するときは、テーブル名によって区別します。
結合基準にする列を指定するフィルター (SQL WHERE 句)。このフィルターは、"テーブル 1.基準列 = テーブル 2.基準列" という形式にします。結合は、このフィルターによって実行されます。
3 つ以上のテーブルを結合するときは、2 つの列を結び付ける等式を複数並べて、SQL キーワード AND で結合します。
参照
概念
レコードセット: 定義済みクエリを利用したクラスの宣言 (ODBC)