/U、/u (定義済みマクロ シンボルの未定義化)
/U コンパイラ オプションは、指定されたプリプロセッサ シンボルを未定義にします。/u コンパイラ オプションは、コンパイラが定義する Microsoft 固有のシンボルを未定義にします。
/U[ ]symbol
/u
引数
- symbol
未定義にするプリプロセッサ シンボル。
解説
/U と /u のどちらのオプションでも、#define ディレクティブで作成されたシンボルを未定義にはできません。
/U オプションでは、以前に /D オプションで定義されたシンボルを未定義にすることができます。
既定では、コンパイラは次の Microsoft 固有のシンボルを定義します。
シンボル |
Function |
---|---|
_CHAR_UNSIGNED |
既定の char 型が符号なしになります。/J オプションを指定した場合に定義されます。 |
_CPPRTTI |
/GR オプションでコンパイルしたコードに対して定義されます。 |
_CPPUNWIND |
/EHsc オプションでコンパイルしたコードに対して定義されます。 |
_DLL |
/MD オプションを指定した場合に定義されます。 |
_M_IX86 |
対象が x86 の場合は、既定で 600 に定義されます。 |
_MSC_VER |
詳細については、「定義済みマクロ」を参照してください。 |
_WIN32 |
WIN32 アプリケーションに対して定義されます。これは、常に定義されます。 |
_MT |
/MD または /MT オプションを指定した場合に定義されます。 |
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。詳細については、「方法 : プロジェクト プロパティ ページを開く」を参照してください。
[C/C++] フォルダーをクリックします。
[詳細] プロパティ ページをクリックします。
[指定したプリプロセッサ定義の無効化] プロパティまたは [定義済みプリプロセッサ定義の無効化] プロパティを変更します。