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CWinAppEx::EnableUserTools

ユーザーがアプリケーションのキーストロークを減らすカスタム メニュー コマンドを作成できるようにします。このメソッドは、CUserToolsManager オブジェクトを作成します。

BOOL EnableUserTools(
   const UINT uiCmdToolsDummy,
   const UINT uiCmdFirst,
   const UINT uiCmdLast,
   CRuntimeClass* pToolRTC = RUNTIME_CLASS(CUserTool),
   UINT uArgMenuID = 0,
   UINT uInitDirMenuID = 0 
);

パラメーター

  • [入力] uiCmdToolsDummy
    ユーザー ツール メニューのコマンド ID のプレースホルダーとしてフレームワークが使用する符号なし整数。

  • [入力] uiCmdFirst
    最初のユーザー ツール コマンドのコマンド ID。

  • [入力] uiCmdLast
    最後のユーザー ツール コマンドのコマンド ID。

  • [入力] pToolRTC
    新しいユーザー ツールを作成するために CUserToolsManager オブジェクトが使用するクラス。

  • [入力] uArgMenuID
    引数のメニュー ID。

  • [入力] uInitDirMenuID
    初期ツール ディレクトリのメニュー ID。

戻り値

メソッドにより CUserToolsManager オブジェクトが作成され初期化された場合は TRUE。メソッドが失敗した場合、または CUserToolsManager オブジェクトが既に存在している場合は FALSE。

解説

ユーザー定義のツールを有効にすると、フレームワークは、カスタマイズ時に拡張できる動的メニューを自動的にサポートします。フレームワークは、新しい各項目を外部コマンドに関連付けます。ユーザーが [Tools] メニューから該当する項目を選択すると、フレームワークはこれらのコマンドを呼び出します。

ユーザーが新しい項目を追加するたびに、フレームワークは新しいオブジェクトを作成します。新しいオブジェクトのクラス型は pToolRTC で定義されます。pToolRTC クラス型は、CUserTool クラス から派生させる必要があります。

ユーザー ツールの詳細、およびユーザー ツールをアプリケーションに組み込む方法の詳細については、「ユーザー定義のツール」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxwinappex.h

参照

関連項目

CWinAppEx クラス

階層図

CUserToolsManager クラス

CUserTool クラス

概念

ユーザー定義のツール