次の方法で共有


方法 : インストルメンテーションを特定の DLL に制限する

インストルメンテーション プロファイリング方式を使用すると、プロファイリング データの収集をアプリケーションの 1 つ以上の DLL に制限することができます。アプリケーションの 1 つ以上の DLL をプロファイルするには、ターゲットとして .dll ファイルを含むパフォーマンス セッションを作成します。プロファイルする DLL は、Visual Studio ソリューションのプロジェクトとしてまたは独立したバイナリ ファイルとして指定できます。

インストルメンテーションを Visual Studio ソリューションの特定の DLL に制限するには

  1. Visual Studio Premium で DLL を含むソリューションを開きます。

  2. [分析] メニューの [パフォーマンス ウィザードの起動] をクリックします。

  3. プロファイリング方式として [インストルメンテーション] を選択し、[次へ] をクリックします。

  4. [次の使用可能なターゲットからプロファイルするターゲットを選択] で、.dll プロジェクトの名前をクリックし、[次へ] をクリックします。

  5. [完了] をクリックしてウィザードを終了すると、[パフォーマンス エクスプローラー] ウィンドウに新しいパフォーマンス セッションが表示されます。

  6. [ターゲット] を右クリックし、[ターゲット プロジェクトの追加] をクリックします。

  7. [ターゲット プロジェクトの追加] リストで、DLL を実行するために使用する実行可能なプロジェクトを選択します。

    省略可能です。プロファイルする DLL プロジェクトはいくつでも追加できます。

  8. 追加されたプロジェクトのデータ収集を回避するには、プロジェクトの名前を右クリックし、[インストルメント] チェック ボックスをオフにします。

プロファイルする特定の DLL を独立したバイナリとして指定するには

  1. Visual Studio Premium を開きます。

  2. [分析] メニューの [パフォーマンス ウィザードの起動] をクリックします。

  3. [次の使用可能なターゲットからプロファイルするターゲットを選択] で、[ダイナミック リンク ライブラリ (.DLL) のプロファイル] を選択し、[次へ] をクリックします。

  4. ウィザードの 2 番目のページで、次の手順を実行します。

    • [Dll パス] に、プロファイルする .dll ファイルのパスとファイル名を入力します。省略記号ボタン (...) をクリックして [プロファイルするダイナミック リンク ライブラリ] ダイアログ ボックスからファイルを検索することもできます。次に選択する実行可能 (.exe) ファイルによって起動される .dll ファイルのコピーを指定する必要があります。

    • [実行可能パス] に、.dll を実行する実行可能 (.exe) ファイルのパスとファイル名を入力します。省略記号ボタン (...) をクリックし、[起動する実行可能ファイル] ダイアログ ボックスからファイルを検索することもできます。

    • 省略可能です。実行可能ファイルに渡すコマンド ライン引数があれば、[コマンド ライン引数] に入力します。必要に応じて、[作業ディレクトリ] にアプリケーションの作業ディレクトリを指定します。

    • [次へ] をクリックします。

  5. プロファイリング方式として [インストルメンテーション] を選択し、[次へ] をクリックします。

  6. [完了] をクリックしてウィザードを終了すると、[パフォーマンス エクスプローラー] ウィンドウに新しいパフォーマンス セッションが表示されます。

  7. 省略可能です。.dll ファイルをさらに追加するには、[ターゲット] を右クリックし、[ターゲット バイナリの追加] をクリックします。[ターゲット バイナリの追加] ダイアログ ボックスからファイルを選択します。

    [!メモ]

    DLL を実行する実行可能 (.exe) ファイルは指定しないでください。

参照

処理手順

方法 : インストルメンテーションを特定の関数に制限する

概念

プロファイリング ツールでのデータ収集の制御