CImageList::Create
イメージ リストを初期化し、CImageList クラス オブジェクトに結び付けます。
BOOL Create(
int cx,
int cy,
UINT nFlags,
int nInitial,
int nGrow
);
BOOL Create(
UINT nBitmapID,
int cx,
int nGrow,
COLORREF crMask
);
BOOL Create(
LPCTSTR lpszBitmapID,
int cx,
int nGrow,
COLORREF crMask
);
BOOL Create(
CImageList& imagelist1,
int nImage1,
CImageList& imagelist2,
int nImage2,
int dx,
int dy
);
BOOL Create(
CImageList* pImageList
);
パラメーター
cx
ピクセル単位の各イメージのサイズ。cy
ピクセル単位の各イメージのサイズ。nFlags
作成するイメージ リストの種類を指定します。このパラメーターには、次の値を組み合わせて指定できます。ただし、含めることのできる ILC_COLOR 値は 1 つだけです。値
説明
ILC_COLOR
他の ILC_COLOR フラグを何も指定しないと、既定の動作になります。通常は ILC_COLOR4 が既定値です。ただし、古いディスプレイ ドライバーの既定値は ILC_COLORDDB です。
ILC_COLOR4
イメージ リストのビットマップとして、4 ビット (16 色) のデバイスに依存しないビットマップ (DIB) セクションを使用します。
ILC_COLOR8
8 ビットの DIB セクションを使用します。カラー テーブルに使用する色はハーフトーン パレットと同じ色です。
ILC_COLOR16
16 ビット (3,2000/6,4000 色) の DIB セクションを使用します。
ILC_COLOR24
24 ビットの DIB セクションを使用します。
ILC_COLOR32
32 ビットの DIB セクションを使用します。
ILC_COLORDDB
デバイスに依存しないビットマップを使用します。
ILC_MASK
マスクを使用します。イメージ リストの 2 つのビットマップのうち、一方のモノクロ ビットマップはマスクに使われます。この値を取り込まないと、イメージ リストのビットマップが 1 つだけになります。マスクされたイメージの詳細については、「イメージ リストのイメージの描画」を参照してください。
nInitial
イメージ リストが最初に保持しているイメージの数。nGrow
システムが新しいイメージを格納するためにリストのサイズを変更する必要があるとき、イメージ リストを拡張できるイメージ数。このパラメーターは、サイズ変更されたイメージ リストが持つことができる新しいイメージの数を表します。nBitmapID
イメージ リストに関連付けられたビットマップのリソース ID。crMask
マスクを生成するために使う色。指定されたビットマップでこの色を持つ各ピクセルは黒色に変更され、マスク内の対応するビットは 1 に設定されます。lpszBitmapID
イメージのリソース ID を持つ文字列。imagelist1
CImageList オブジェクトへの参照。nImage1
存在するイメージの先頭イメージのインデックス。imagelist2
CImageList オブジェクトへの参照。nImage2
存在するイメージの 2 番目のイメージのインデックス。dx
先頭イメージと 2 番目のイメージの x 軸方向のピクセル単位の相対オフセット値。dy
先頭イメージと 2 番目のイメージの y 軸方向のピクセル単位の相対オフセット値。pImageList
CImageList オブジェクトへのポインター。
戻り値
正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。
解説
CImageList は 2 ステップで構築します。最初に、イメージ リストを作成し、CImageListのオブジェクトに関連するコンストラクターを呼び出し、次に Createを呼び出します。
使用例
m_myImageList.Create(32, 32, ILC_COLOR8, 0, 4);
必要条件
ヘッダー: afxcmn.h