CSimpleStringT::SetString
CSimpleStringT オブジェクトの文字列を設定します。
void SetString(
PCXSTR pszSrc,
int nLength
);
void SetString(
PCXSTR pszSrc
);
パラメーター
pszSrc
NULL で終わる文字列へのポインター。nLength
pszSrc で指定された文字列の文字数。
解説
文字列を CSimpleStringT オブジェクトにコピーします。SetString は、バッファーの古い文字列データを上書きします。
両方のバージョンの SetString は、pszSrc が null ポインターであるかどうかを確認し、そうであれば E_INVALIDARG エラーをスローします。
パラメーターを 1 つ持つ SetString は、pszSrc が null で終わる文字列を指すと想定します。
パラメーターを 2 つ持つ SetString も、pszSrc が null で終わる文字列を指すと想定します。これは、null 終端文字を検出しない限り、nLength を文字列長として使用します。
また、2 つのパラメーターを持つ SetString は、CSimpleStringT で pszSrc が現在のバッファーの位置を指すかどうかも確認します。この特殊なケースでは、SetString は文字列データをバッファーに再度コピーするので、文字列データを上書きしないメモリ コピー関数を使用します。
使用例
次の例は CSimpleStringT::SetString の使い方を示しています。
CSimpleString s(_T("abcdef"), pMgr);
ASSERT(_tcscmp(s, _T("abcdef")) == 0);
s.SetString(_T("Soccer"), 6);
ASSERT(_tcscmp(s, _T("Soccer")) == 0);
必要条件
ヘッダー : atlsimpstr.h