Visual Web Developer 機能拡張
Visual Studio には、Web サイト プロジェクトを含むさまざまな種類のプロジェクトを管理するための UI が用意されています。EnvDTE、EnvDTE80、EnvDTE90、および EnvDTE100 の各名前空間には、Visual Studio のプロジェクトの管理に使用するオブジェクトおよびメンバーへのインターフェイスが用意されています。また、VsWebSite 名前空間には、Web サイト プロジェクトの管理に使用するオートメーション インターフェイスが用意されています。これらの名前空間のインターフェイスを使用すると、Visual Studio のマクロまたはアドインからプロジェクトおよび Web サイト プロジェクトを管理するオートメーション ユーティリティを作成できます。
VsWebSite 名前空間のオートメーション インターフェイスでは、EnvDTE、EnvDTE80、EnvDTE90、および EnvDTE100 の各名前空間の主要なプロジェクトのサポートに含まれない Web プロジェクトの機能を拡張することにより、Web サイト プロジェクトに対するプロジェクトのサポートを実現します。たとえば、WebReference は、Project インスタンスには追加できませんが、同じくプロジェクトの一種である VSWebSite インスタンスには追加できます。
[!メモ]
VsWebSite に用意されている機能は、Visual Web Developer Express Edition では使用できません。
Web サイト プロジェクトの自動化に使用する基本クラスは VSWebSite であり、Web サイト プロジェクトの自動化に使用するメソッドおよびプロパティがカプセル化されています。
多くの場合、プロジェクト管理タスクの自動化にはエンタープライズ プロセスが関与します。たとえば、組織内の新しい Web サイトを作成するためのウィザードを作成できます。このウィザードにより、イントラネット Web サイトが手続きまたは標準に確実に準拠するようにしたり、組織の新しい Web サイトについて該当するユーザーに通知したりできます。
別の例として、次のようなタスクを実行するアプリケーションを作成する場合を挙げることができます。
組織内のすべての Web サイトにグローバル変更を適用します。
すべてのプロジェクトを新しいエンタープライズ要件に適合させます。
すべての Web サイトの現在のコンテンツに関するレポートを作成します。
既存の Web サイトを最新バージョンの Visual Studio の Web サイト プロジェクトに変換します。
また、Visual Studio の新しいアドインを作成し、外部 Web サービスに対する新しい接続をすべてログに記録したり、Web サイト プロジェクトに新しいアイテムが追加されたときに電子メールを送信したりする場合があります。Visual Studio のアドインを作成する方法の詳細については、「方法: ソリューション アドインを作成する」を参照してください。
関連項目
オートメーションと機能拡張のリファレンス
Visual Studio の自動化に関する詳細情報へのリンクを示します。EnvDTE
Visual Studio コア オートメーションに使用されるオブジェクトおよびメンバーを含む COM ライブラリのマネージ コード ラッパーについて説明します。EnvDTE80
Visual Studio コア オートメーションに使用されるオブジェクトおよびメンバーが含まれます。この名前空間は、EnvDTE で提供される機能を拡張します。EnvDTE90
Visual Studio コア オートメーションに使用されるオブジェクトおよびメンバーが含まれます。この名前空間は、EnvDTE で提供される機能を拡張します。EnvDTE100
Visual Studio コア オートメーションに使用されるオブジェクトおよびメンバーが含まれます。この名前空間は、EnvDTE で提供される機能を拡張します。VsWebSite
Visual Studio 内で Web サイト プロジェクトの操作に使用されるオブジェクトおよびメンバーを含む COM ライブラリのマネージ コード ラッパーについて説明します。