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Bookmark.InsertDatabase メソッド

データ ソース (別の Microsoft Office Word 文書、Microsoft Office Excel ワークシート、Microsoft Access データベースなど) からデータを取得し、それを表として Bookmark コントロールの代わりに挿入します。

名前空間:  Microsoft.Office.Tools.Word
アセンブリ:  Microsoft.Office.Tools.Word (Microsoft.Office.Tools.Word.dll 内)

構文

'宣言
Sub InsertDatabase ( _
    ByRef Format As Object, _
    ByRef Style As Object, _
    ByRef LinkToSource As Object, _
    ByRef Connection As Object, _
    ByRef SQLStatement As Object, _
    ByRef SQLStatement1 As Object, _
    ByRef PasswordDocument As Object, _
    ByRef PasswordTemplate As Object, _
    ByRef WritePasswordDocument As Object, _
    ByRef WritePasswordTemplate As Object, _
    ByRef DataSource As Object, _
    ByRef From As Object, _
    ByRef To As Object, _
    ByRef IncludeFields As Object _
)
void InsertDatabase(
    ref Object Format,
    ref Object Style,
    ref Object LinkToSource,
    ref Object Connection,
    ref Object SQLStatement,
    ref Object SQLStatement1,
    ref Object PasswordDocument,
    ref Object PasswordTemplate,
    ref Object WritePasswordDocument,
    ref Object WritePasswordTemplate,
    ref Object DataSource,
    ref Object From,
    ref Object To,
    ref Object IncludeFields
)

パラメーター

  • Format
    型 : System.Object%
    [表のオートフォーマット] ダイアログ ボックスの [書式] ボックスに一覧で表示された書式。いずれかの WdTableFormat 定数です。表のセルには、既定で境界線が付きます。
  • Style
    型 : System.Object%
    Format で指定されたオートフォーマットの属性。表に適用されます。以下を任意に組み合わせた値の合計を指定します。
    [1|1] 値
    [1|2] 説明
    [2|1] 0 (ゼロ)
    [2|2] なし
    [3|1] 1
    [3|2] 境界線
    [4|1] 2
    [4|2] 網かけ
    [5|1] 4
    [5|2] フォント
    [6|1] 8
    [6|2] 色
    [7|1] 16
    [7|2] 自動調整
    [8|1] 32
    [8|2] タイトル行
    [9|1] 64
    [9|2] 最終行
    [10|1] 128
    [10|2] 最初の列
    [11|1] 256
    [11|2] 最終列
  • LinkToSource
    型 : System.Object%
    新しい表とデータ ソースの間にリンクを確立する場合は true。
  • Connection
    型 : System.Object%
    SQLStatement で指定されたクエリを実行する範囲。範囲の指定方法は、データの取得方法によって異なります。次に例を示します。
    ODBC (Open Database Connectivity) を介してデータを取得する場合は、接続文字列を指定します。
    ダイナミック データ エクスチェンジ (DDE) を使用して、Microsoft Office Excel からデータを取得する場合は、名前付き範囲または "Entire Spreadsheet" を指定します。
    メモダイナミック データ エクスチェンジ (DDE) は安全性に欠ける古いテクノロジです。できれば、オブジェクトのリンクと埋め込み (OLE) などのより安全なテクノロジを使用してください。
    Microsoft Access からデータを取得する場合は、"Table" または "Query" の語に続けてテーブルまたはクエリの名前を指定します。
  • SQLStatement
    型 : System.Object%
    プライマリ データ ソースから文書に挿入する、データのサブセットを取得するためのオプションのクエリ文字列です。
  • SQLStatement1
    型 : System.Object%
    クエリ文字列が 255 文字よりも長い場合、SQLStatement に文字列の前半部分を指定し、SQLStatement1 に後半部分を指定します。
  • PasswordDocument
    型 : System.Object%
    データ ソースを開くために必要なパスワード (あれば)。後の「解説」を参照してください。
  • PasswordTemplate
    型 : System.Object%
    データ ソースが Microsoft Office Word 文書の場合、この引数には接続されたテンプレートを開くために必要なパスワード (あれば) を指定します。後の「解説」を参照してください。
  • WritePasswordDocument
    型 : System.Object%
    文書への変更を保存するために必要なパスワード。後の「解説」を参照してください。
  • WritePasswordTemplate
    型 : System.Object%
    テンプレートへの変更を保存するために必要なパスワード。後の「解説」を参照してください。
  • DataSource
    型 : System.Object%
    データ ソースのパスとファイル名。
  • From
    型 : System.Object%
    挿入するレコードの範囲の中で最初のデータ レコードの番号。
  • To
    型 : System.Object%
    挿入するレコードの範囲の中で最後のデータ レコードの番号。
  • IncludeFields
    型 : System.Object%
    新しい表の最初の行に、データ ソースのフィールド名を含める場合は true。

解説

アプリケーションにパスワードをハード コーディングしないでください。処理に対してパスワードが必要な場合には、ユーザーにパスワードの入力を要求して変数に格納し、この変数を使用します。

組み込みの、システム管理者 (sa) のログオン アカウントを使用することは避けてください。システム管理者を system 固定サーバー ロールのメンバーにして、自分のアカウントを使ってログオンさせるようにしてください。sa は、他にログオンする方法がない場合にだけ使用してください。sa のログオン アカウントを利用して未承認でアクセスされないように、このアカウントには強力な固有のパスワードを割り当てる必要があります。

できれば、Windows のユーザー アカウントを使用して SQL Server に接続する Windows 認証 (信頼関係接続とも呼ばれます) を使用してください。ユーザーが Windows のユーザー アカウントを使用して接続すると、SQL Server は Windows オペレーティング システムの情報を使用して、アカウント名とパスワードを検証します。Windows 認証を使用する前に、サーバー管理者はこの認証モードを使用するように SQL Server を設定する必要があります。Windows 認証が利用できない場合、ユーザーのログオン情報を保存することは避けてください。ユーザーがログオンするたびに自分のログオン情報を入力する方が安全です。

省略可能なパラメーター

省略可能なパラメーターについては、「Office ソリューションの省略可能なパラメーター」を参照してください。

この例は、Microsoft Excel のスプレッドシートを Bookmark コントロールに挿入します。Style の値 (191) は 1、2、4、8、16、32、および 128 の数値の組み合わせです。この例では、ワークシートにデータの少なくとも 2 行の C のディレクトリのルートに保存 Data.xlsx というブックがあることを前提としています。

この例は、ドキュメント レベルのカスタマイズ用に作成されています。

Private Sub BookmarkInsertDatabase()

    Me.Paragraphs(1).Range.InsertParagraphBefore()
    Dim Bookmark1 As Microsoft.Office.Tools.Word.Bookmark = _
        Me.Controls.AddBookmark(Me.Paragraphs(1).Range, "Bookmark1")

    Bookmark1.Text = "This is sample bookmark text"
    Bookmark1.InsertDatabase(Format:=Word.WdTableFormat _
        .wdTableFormatClassic1, Style:=191, LinkToSource:=False, _
        Connection:="Entire Spreadsheet", DataSource:="C:\Data.xlsx")

End Sub
private void BookmarkInsertDatabase()
{
    this.Paragraphs[1].Range.InsertParagraphBefore();
    Microsoft.Office.Tools.Word.Bookmark bookmark1 =
        this.Controls.AddBookmark(this.Paragraphs[1].Range,
        "bookmark1");
    bookmark1.Text = "This is sample bookmark text";

    object Format = Word.WdTableFormat.wdTableFormatClassic1;
    object Style = 191;
    object LinkToSource = false;
    object Connection = "Entire Spreadsheet";
    object DataSource = "C:\\Data.xlsx";

    bookmark1.InsertDatabase(ref Format, ref Style, ref LinkToSource,
        ref Connection, ref missing, ref missing, ref missing,
        ref missing, ref missing, ref missing, ref DataSource,
        ref missing, ref missing, ref missing);
}

.NET Framework セキュリティ

  • 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバーは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。

参照

関連項目

Bookmark インターフェイス

Microsoft.Office.Tools.Word 名前空間