Task 要素 (MSBuild)
MSBuild タスクのインスタンスを作成し、実行します。要素名は、作成しているタスクの名前に従って決定されます。
<Task Parameter1="Value1"... ParameterN="ValueN"
ContinueOnError="WarnAndContinue/true/ErrorAndContinue/ErrorAndStop/false"
Condition="'String A' == 'String B'" >
<Output... />
</Task>
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
---|---|
Condition |
省略可能な属性です。評価する条件です。詳細については、「MSBuild の条件」を参照してください。 |
ContinueOnError |
省略可能な属性です。次の値の1個含めることができます。:
4.5より前のバージョンの.NET Frameworkは true と false の値をサポートしていました。 詳細については、「方法 : タスクで発生したエラーを無視する」を参照してください。 |
Parameter |
タスク クラスに [Required] 属性を持つプロパティが含まれている場合には必ず指定します。 ユーザー定義のタスク パラメーターであり、値としてパラメーター値を持ちます。Task 要素は、パラメーターの各属性がこのタスク クラスの .NET プロパティに対応付けられた、任意の数のパラメーターを持つことができます。 |
子要素
要素 |
説明 |
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プロジェクト ファイル内のタスクの出力を格納します。タスクには 0 個以上の Output 要素を設定できます。 |
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
MSBuild タスクのコンテナー要素です。 |
解説
MSBuild プロジェクト ファイルの Task 要素では、タスクのインスタンスを作成し、このインスタンスにプロパティを設定し、これを実行します。Output 要素では、プロジェクト ファイルの他の場所で使用するために、プロパティやアイテムに出力パラメーターを格納します。
タスクの親 Target 要素に OnError 要素がある場合、このタスクが失敗し、ContinueOnError が false に設定してあるときには、これらの要素も評価されます。タスクの詳細については、「MSBuild タスク」を参照してください。
使用例
Csc タスク クラスのインスタンスを作成し、プロパティを 6 個設定し、タスクを実行するコード例を次に示します。実行が終了すると、オブジェクトの OutputAssembly プロパティの値が、FinalAssemblyName という名前のアイテム リストに格納されます。
<Target Name="Compile" DependsOnTarget="Resources" >
<Csc Sources="@(CSFile)"
TargetType="library"
Resources="@(CompiledResources)"
EmitDebugInformation="$(includeDebugInformation)"
References="@(Reference)"
DebugType="$(debuggingType)" >
<Output TaskParameter="OutputAssembly"
ItemName="FinalAssemblyName" />
</Csc>
</Target>
参照
概念
MSBuild プロジェクト ファイル スキーマ リファレンス