ldiv
長整数の商と余りを計算します。
ldiv_t ldiv(
long int numer,
long int denom
);
パラメーター
numer
分子。denom
分母。
戻り値
ldiv は商とその両方を構成する ldiv_t 型の構造体を返します。
解説
ldiv の関数は denom によって numer を分割し商と余りを計算します。商の数字は数値の商と同じです。商の絶対値が他方の数値の絶対値未満の整数です。分母が 0 の場合プログラムはエラー メッセージで終了します。ldiv は div と同じですがldiv の引数返された構造体のメンバーは型 long すべて int です。
STDLIB.H に定義されている ldiv_t の構造はlong int の quot 商とlong int REM の残りの部分が含まれています。
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
---|---|
ldiv |
<stdlib.h> |
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
ライブラリ
C ランタイム ライブラリのすべてのバージョン。
使用例
// crt_ldiv.c
#include <stdlib.h>
#include <math.h>
#include <stdio.h>
int main( void )
{
long x = 5149627, y = 234879;
ldiv_t div_result;
div_result = ldiv( x, y );
printf( "For %ld / %ld, the quotient is ", x, y );
printf( "%ld, and the remainder is %ld\n",
div_result.quot, div_result.rem );
}
出力
For 5149627 / 234879, the quotient is 21, and the remainder is 217168
同等の .NET Framework 関数
該当なし標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。