CreateProperty タスク
渡された値を使用してプロパティを作成します。これによって、あるプロパティや文字列から、別のプロパティや文字列に値をコピーできます。
属性
CreateProperty タスクのパラメーターの説明を次の表に示します。
パラメーター |
Description |
---|---|
Value |
省略可能な String 型の出力パラメーターです。 新しいプロパティにコピーする値を指定します。 |
ValueSetByTask |
省略可能な String 型の出力パラメーターです。 Value パラメーターの値と同じ値が格納されます。このパラメーターを使用するのは、出力が最新であるため、入れ子になっているターゲットの処理がスキップされるときに、MSBuild によって出力プロパティが設定されないようにする場合だけにしてください。 |
解説
上記のパラメーター以外に、このタスクは TaskExtension クラスからパラメーターを継承します。このクラス自体は、Task クラスから継承されます。これらの追加のパラメーターの一覧とその説明については、「TaskExtension 基本クラス」を参照してください。
使用例
CreateProperty タスクを使用して、SourceFilename プロパティおよび SourceFileExtension プロパティの値を組み合わせ、NewFile プロパティを作成する例を次に示します。
<Project xmlns="https://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">
<PropertyGroup>
<SourceFilename>Module1</SourceFilename>
<SourceFileExtension>vb</SourceFileExtension>
</PropertyGroup>
<Target Name="CreateProperties">
<CreateProperty
Value="$(SourceFilename).$(SourceFileExtension)">
<Output
TaskParameter="Value"
PropertyName="NewFile" />
</CreateProperty>
</Target>
</Project>
プロジェクトの実行を終了した時点での、NewFile プロパティの値は Module1.vb です。