方法: ショートカット キーを使用する
現在適用されている (既定) スキームのショートカット キーは、選択した設定と、設定のカスタマイズによって異なります。設定の組み合わせに関連付けられるショートカット キーの詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
Visual Studio には、7 つのキーボード マップ スキームが用意されています。各種の UI 要素に既定で割り当てられるショートカット キーは、キーボード マップ スキームごとに異なります。マップ スキームごとのショートカット キーの一覧については、「定義済みショートカット キー」を参照してください。
グローバル スコープに含まれるショートカット キーを使用するコマンドの代わりに、統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) の現在のコンテキストに応じて別のスコープのコマンドが使用される場合があります。たとえば、ファイルを編集しているときは、同じキーの組み合わせで始まるグローバル スコープのコマンドよりも、テキスト エディター スコープに含まれるコマンドの方が優先されます。たとえば、グローバルのコマンドの中に Ctrl + K で始まるショートカット キーがいくつかあり、テキスト エディターのコマンドの中にも Ctrl + K で始まるショートカット キーがいくつかある場合、コードの編集中はテキスト エディターのショートカット キーが機能し、グローバルのショートカット キーは無視されます。
[!メモ]
使用している設定またはエディションによっては、ダイアログ ボックスで使用可能なオプションや、メニュー コマンドの名前や位置がヘルプに記載されている内容と異なる場合があります。このヘルプ ページは、全般的な開発設定を考慮して記述されています。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
コマンドに割り当てられたショートカット キーの確認
コマンドを手動で検索し、そのコマンドにショートカット キーが割り当てられているかどうかを確認できます。
コマンドに割り当てられたショートカット キーを確認するには
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[環境] フォルダーを展開し、[キーボード] を選択します。
[!メモ]
[キーボード] ページが表示されない場合は、[オプション] ダイアログ ボックスの左下に表示される [すべての設定を表示] チェック ボックスをオンにします。
[以下の文字列を含むコマンドを表示] ボックスに、コマンドの名前を空白を含めずに入力します。
たとえば、「solutionexplorer」のように入力します。
一覧から該当するコマンドを選択します。
コマンドは、View.SolutionExplorer のような形式になっています。
コマンドにショートカット キーが存在する場合、該当するショートカット キーが [選択したコマンドへのショートカット] ボックスの一覧に表示されます。
カスタム ショートカット キーの作成
コマンドに新しいショートカット キーを作成したり、既存のショートカット キーを変更したりできます。
ショートカット キーを新規作成するには
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[環境] フォルダーを展開し、[キーボード] を選択します。
[!メモ]
[キーボード] ページが表示されない場合は、[オプション] ダイアログ ボックスの左下に表示される [すべての設定を表示] チェック ボックスをオンにします。
[以下の文字列を含むコマンドを表示] ボックスに、コマンドの名前を空白を含めずに入力します。
たとえば、「solutionexplorer」のように入力します。
ショートカット キーを割り当てるコマンドを一覧から選択します。
[ショートカットの使用場所] ボックスで、ショートカットを使用する機能領域を選択します。たとえば、ショートカットをすべてのコンテキスト内で機能させる場合は、[全体] をクリックします。他のエディターで同じショートカットが ([全体] として) 割り当てられていなければ、そのショートカット キーを使用できます。それ以外の場合は、既存のショートカットが上書きされます。
[!メモ]
PrintScreen/SysRq、ScrollLock、Pause/Break、Tab、CapsLock、Ins、Home、End、PageUp、PageDown、Windows ロゴ キー、アプリケーション キー、すべての方向キー、Enter、数値キーパッドの NumLock、Del、または Clear、または Ctrl + Alt + Del は、グローバルのコマンドに割り当てることができません。
[ショートカット キー] ボックスにカーソルを置き、コマンドに割り当てるキーの組み合わせをキーボードから入力します。
[!メモ]
文字キーと Shift、Alt、Ctrl のいずれかのキー (複数可) を組み合わせてショートカット キーを指定できます。
[現在使用されているショートカット] ボックスで、マップ スキーム内で同じキーの組み合わせが他のコマンドに割り当てられていないかどうかを確認してください。同じキーの組み合わせが使用されていた場合は、BackSpace キーを押して、入力したキーの組み合わせを削除してから、別のショートカット キーを入力します。
[割り当て] をクリックします。
[!メモ]
[割り当て] ボタンを使用して変更した内容は、[キャンセル] をクリックしてもキャンセルされません。
ショートカット キーのエクスポートとインポート
現在のキーボード マップ スキームで使用されているショートカット キーを第三者と共有することもできます。そのためには、ショートカット キーの情報をファイルにエクスポートし、そのデータを別のユーザーがインポートできるようにする必要があります。
ショートカット キーのみをエクスポートするには
[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート ウィザード] を選択します。
[選択された環境設定をエクスポート] を選択し、[次へ] をクリックします。
[エクスポートする設定を指定してください] に表示されるカテゴリの既定の選択をすべて解除します。
[オプション] と [環境] を順に展開します。
[キーボード] を選択し、[次へ] をクリックします。
[設定ファイルの名前を指定してください] に名前を入力し、[完了] をクリックします。
ショートカット キーのみをインポートするには
[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート ウィザード] をクリックします。
[選択された環境設定をインポート] を選択し、[次へ] をクリックします。
[いいえ、現在の設定を上書きして新しい設定をインポートします] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[ユーザーの設定] で、インポートするショートカット キーを含む設定ファイルを選択するか、[参照] をクリックして適切な設定ファイルを見つけます。
[次へ] をクリックします。
[インポートする設定を指定してください] に表示されるカテゴリの選択をすべて解除します。
[オプション] と [環境] を順に展開します。
[キーボード] を選択し、[完了] をクリックします。