方法 : Intellisense を使用してイベントをフックする (C#)
コード エディターでは、IntelliSense を使ってメソッド (イベント ハンドラー) をイベント フィールドにフックできます。
.cs ファイルのイベント フィールドの後に += 演算子を入力すると、IntelliSense によって、Tab キーを押すように促すメッセージが表示されます。ここで Tab キーを押すことによって、イベントを処理するメソッドを指すデリゲートの新しいインスタンスを挿入できます。
Tab キーを押すと、IntelliSense によってステートメントが自動的に完成され、コード エディターでイベント ハンドラーの参照が選択されます。その後、イベントの自動フックを完了するために、もう一度 Tab キーを押してイベント ハンドラーの空のスタブを作成するように求めるメッセージが表示されます。
[!メモ]
IntelliSense によって作成された新しいデリゲートが既存のイベント ハンドラーを参照する場合は、そのことがツールヒントに表示されます。この場合は、既にコード エディターで選択されているテキストを編集することによって、この参照を変更できます。それ以外の場合は、この時点でイベントの自動フックが完了します。
Tab キーを押すと、正しいシグネチャを持つメソッドのスタブが作成され、カーソルがイベント ハンドラーの本体に置かれます。
[!メモ]
イベント フックアップ ステートメントに戻るには、[表示] メニューの [戻る] コマンド (Ctrl + マイナス記号 (-) キー) を使用します。
次のタスクでは、IntelliSense を使って、button1_Click というイベントハンドラーを button1.Click というイベント フィールドに自動的にフックします。
C# イベントにフックするには
C# Windows アプリケーションを作成します。
[ツールボックス] の [Windows フォーム] タブから Button コントロールをフォームにドラッグし、[コードの表示] コマンドを使用して Form1.cs をコード エディターで開きます。
Form コンストラクターにイベント フィールド button1.Click を入力し、続けて += 演算子を入力します。次に例を示します。
this.button1.Click +=
IntelliSense によって、Tab キーを押してイベントを自動的にフックするように促すメッセージが表示されます。
TAB キーを押します。
button1_Click というイベント ハンドラーへの参照を持つ EventHandler デリゲートの新しいインスタンスが作成されます。
this.button1.Click +=new EventHandler(button1_Click);
button1_Click は存在しないため、IntelliSense は、もう一度 Tab キーを押してこのメソッドを作成するように求めてきます。
TAB キーを押します。
IntelliSense によってメソッド button1_Click() が作成され、このイベント ハンドラーのコードをすぐに追加できるように、メソッド本体にカーソルが置かれます。
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { }